子育て
郡山市

「たから幼稚園」の園長先生にインタビュー!郡山市の幼稚園の口コミ評判

たから幼稚園は、お寺の敷地にあります。園長先生が住職をしている如宝寺とつながっているので、木々に囲まれた境内を散策したり、花まつりやおもちゃ供養などの仏教的行事も体験できるそうです。その経験は、身近な人や物を大切にし、感謝する気持ちを育んでおり、お寺の本堂で過ごす体験も普段あまりできない事なので貴重です。

たから幼稚園が取り組んでいるのは、子どもたち一人ひとりの良さを認め、褒めて伸ばすこと。健康で明るく、元気に友達と遊びながら、思いやりの心を育てることを大切にしています。広い保育室や園庭など、豊かな教材と遊具に恵まれた環境も印象的。園庭を元気に走り回る子どもたちは、ブランコ、ジャングルジム、スベリ台など、順番をきちんと守って楽しく遊んでいます。「運動あそび」にも力を入れているので、子どもたちはとてもパワフル。思いきり体を動かしている姿がすがすがしく微笑ましいです。子どもたちの健康的な笑顔を見ているだけで、幼稚園生活の楽しさが伝わってきます。


緑あふれる広い園庭は大人でもワクワクするほど楽しい遊具がいっぱい!子どもたちは遊具の順番を守り、お友達と楽しく遊んでいます。

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たから幼稚園の子どもたちは、とにかく元気で明るく、いつでも笑顔。外でも中でも運動が大好きで、かけっこも得意ですよ!

arukuが園長先生にインタビュー

Q.子どもたちとは、ふだんどのように接していますか?

子どもの思いをしっかり受け止め、信頼関係を築く

園長 たから幼稚園では、「のびのびとすこやかに。心ゆたかな子どもを育む」ことを目指し、全教職員が一丸となって取り組んでいます。思いやりの心を大切にし、先生たちは自然体で過ごす子どもたちを優しく見守り、手助けしています。子どもの目線や感性を大事にし、子どもたちの「話したい」「聞いてほしい」という気持ちをしっかりと受け止めています。そうすることで信頼関係を築き、先生の話も熱心に聞いてくれるようになります。
保育方針としては、自由保育と一斉保育をバランスよく取り入れ、総合的保育を推進しています。年少組では、園児の発達段階を考慮して、担任教諭のほかに学年に補助教諭を配置し、チーム体制で取り組んでいます。チーム保育によって、子どもたちそれぞれの実態や保育内容に応じてきめ細やかに対応できます。

aruku それは保護者にとっても心強いです。園児一人ひとりに細やかな対応をしてくださると、子どもたちにとっても、「先生が見てくれている」「わかってくれている」という安心感や信頼感につながりますね。

園長 子どもたちは安心感があるようで、のびのびと過ごしています。また、現在の子どもたちに欠けているといわれている「思いやりの心」を育てることにも努めています。その一環として、明るく広い保育室と園庭、豊かな教材と遊具という環境を整えています。また、お寺の幼稚園ならではの仏教的行事に参加することで、先祖を敬い、人や物に対しての感謝の気持ちを育んでいます。遊びを中心に日々すこやかに過ごしながら、子どもたちの個性を伸ばし、心身豊かな成長をサポートしています。

aruku 教室も園庭もきれいで広々しているので安心ですね。先生方の細やかな心遣いが伝わってきます。

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広くてきれいな保育室で、友達や先生と好きな遊びを楽しむ子どもたち。絵本を読んだり、絵を描いたり、思い思いに創造力を育みます。

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Q.教育方針を詳しく教えてください!

一人ひとりの個性を伸ばし、心身ともに豊かに

園長 建学の精神の「済世利民」の教えのもと、「子どもたち一人ひとりの個性の個性を伸ばし、心身ともに豊かな子どもに育成する」ことを第一に考えています。済世利民とは、「君子たる者、世を救い民を利さなければならない」という空海の教えのことで、私たちは、「世のため、人のために持てる力を発揮しよう」という思いを子どもたちに伝えたいと思っています。
幼稚園は勉強をする場ではないので、遊びや園での日常生活を通しての成長が目標です。そのために、自由保育と一斉保育を調和的に行い、総合保育を推進しています。遊びや行事の経験を通して、心が豊かになり体がたくましく育っていきます。運動にも力を入れているのが大きな特徴です。

aruku 園庭で遊ぶ子どもたちの運動能力の高さに目が奪われました。特別な指導があるのですか?

園長 各組週1回、「運動あそび」の時間を設定しています。体育専門の教師が優しく、熱心に指導するので、子どもたちもどんどん運動の楽しさに目覚めていきます。マット運動や跳び箱なども安全に指導しているので、子どもたちが果敢に挑戦し、達成感を味わっています。私たちも指導の効果を日々実感しています。

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たから幼稚園が力を入れている「運動あそび」は、体育専門の先生が優しく教えてくれるので、子どもたちの運動能力がアップ。跳び箱も高いレベルに挑戦します!

よく考え、よく遊び、思いやりを育てる教育目標

aruku たから幼稚園の子どもたちは、みんな元気で明るく、お友達を思いやり仲良く遊んでいるのが印象的です。幼いながらも人を思いやる優しい子どもに育つための、特別な教育目標などございますか?

園長 たから幼稚園の教育目標は、「じょうぶで あかるい子ども」「よく考え、よく遊ぶ子ども」「ともだちと仲良くし、思いやりのある子ども」の3つです。その中でも「ともだちと仲良くし、思いやりのある子ども」は、ブロックやままごと、絵本、粘土など、保育室で友達や先生と自由に遊びながら個性を伸ばす時間と、一斉保育での季節の行事や運動遊びなどを通して、みんなで協力しあう心を育んでいるようです。給食の時間も、お当番がお友達に配膳し、楽しい昼ごはんの時間を過ごしています。また、お寺の幼稚園ということで、「おもちゃ供養」などを通して、遊び相手になってくれたおもちゃに感謝する気持ちを育てる情操教育にも力を入れています。このような体験が、人や物を慈しむ優しい気持ちを育んでいると思います。

aruku 心と体を豊かにするたくさんの経験を経て、子どもたちはさまざまな思いを受け止めて成長しているのですね。

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「おもちゃ供養」では、遊び相手になってくれた“おもちゃ”を持ち寄り、住職である園長先生がお経を唱えます。物を大切にし、感謝する気持ちが育まれています。

Q.子どもの生活はどのように変わっていきますか?

自然体ですくすくと、思いやりの心を育む

園長 たから幼稚園に通う3年間は、子どもたちにとっても親御さんにとっても大切な時期です。私たちは、一人ひとりの子どもの成長に寄り添いながら、温かく見守り、サポートしています。幼稚園での生活を通して、社会性が身に付き、人を思いやり、仲間を助ける姿を見ているとうれしくなります。たとえば、園庭の遊具で遊ぶときに順番をきちんと守る姿や友達と一緒に協力しあう砂遊び、運動遊びで新しいことに挑戦し達成できたときの喜びの笑顔など、さまざまな成長が見られます。それは全員にあることです。

aruku 子どもたちの変化は親にとっても誇らしいことです。無理強いをしない自然体の指導が良いのでしょうね。

園長 自由遊びや運動遊びは、決して無理強いしたりしません。子どもたちの自主性を大切にしながら、それぞれの可能性を伸ばす努力をしています。そのためには、子どもたちがのびのび成長できる恵まれた環境を整えてあげることが大切です。安全性を重視し、新たに「室内すなば」も作りました。広い砂場は、オーストラリア産の白いさらさらの砂を使っているので、裸足でも安心してお砂遊びができます。また、園庭での遊びのあとは、手洗い、うがい、汗ふきを徹底しています。子どもたちは安全な環境で思いきり体を動かしたり、絵を描いたり、いろいろな事に興味を持って取り組んでいます。
私たちが大きな成長を感じるのは、仲間を思いやる優しい瞬間を垣間見たときです。幼稚園生活を通して、仲間意識が生まれ、お互いを思いやる気持ちを育んでいるようです。卒園した子どもたちも、世のため人のために持てる力を発揮している方は多いですよ。

aruku 素晴らしいですね。いつの時代も変わらずに大切なことは「思いやり」の心ですね。その気持ちを育む園の教育に感動しております。

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「この砂山大きいでしょう!」子どもたちは砂場あそびが大好きです。室内に設けられた新しい砂場は、サラサラの砂が手足にも心地よく五感を刺激します。

Q.園児が楽しみにしている年間行事などを教えてください!

ここでしか体験できない「花まつり」「おもちゃ供養」も人気

園長 歳時に合わせたさまざま行事のほか、お寺の幼稚園ならではの行事が子どもたちにも人気です。4月の「花まつり」はお釈迦様の誕生日を如宝寺で祝います。色あざやかな稚児衣装を着て、仏様に甘茶をかけ、献花、献香をしてお祝いします。子どもたちも稚児衣装に憧れていて、緊張の面持ちながら重要な役目をしっかり果たしています。1年の終わり3月には、「おもちゃ供養」を行います。遊び相手になってくれた人形やプラモデルなどのおもちゃを各自が持ち寄り、園長が住職としてお経を唱えます。この経験が、物を大切にし、感謝する気持ちを育てています。

aruku かわいらしい稚児衣装を着て、お釈迦様のお誕生日をお祝いしたり、おもちゃの供養も、ほかでは体験できない行事だからこそ、子どもたちの素敵な思い出になりますね。

園長 卒園しても一生忘れない思い出になっているようです。その体験を通して、思いやりのある子どもにすくすくと育っています。ほかにも、5月の遠足、7月のみたままつり、10月の大運動会、12月のおゆうぎ会、2月の節分など、1年を通してさまざまな行事を情操教育を推進するプログラムとして取り入れています。どの場面でも、子どもたちはワクワクしながら全力投球!親御さんもその成長ぶりに驚かれています。

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かわいい稚児衣装をまとった園児たち。お釈迦様の誕生日に如宝寺本堂で行われる「花まつり」では大切な役目を果たしました。

週1回の「運動あそび」が子どもたちも大好き!

園長 たから幼稚園では、週1回、体育の専任教諭による「運動あそび」を一斉保育の中に取り入れています。子どもたちが体を動かして楽しく遊ぶこと、「今日も楽しかったね」と言われることを目標として行っています。跳び箱やボール遊び、マット運動など、子どもの「やりたい」という気持ちを大切に教えています。年少組20分程度、年中組み25分程度、年長組み30分程度と、それぞれの発達段階に応じて、遊びを中心に指導しています。そのおかげで、体力もついて、運動能力がアップしています。たから幼稚園の卒園生はかけっこが速いと評判なんですよ。

aruku しっかり準備運動をして楽しんでいるので安心ですね。跳び箱など、どんどん次の段階へ挑戦していく姿も頼もしいです。子どもたちのあふれる笑顔からも運動の楽しさ、充実した幼稚園生活が伺えます。

arukuの感想

aruku たから幼稚園の園長先生にお話を伺って、子どもたちのすこやかな成長を育む充実した環境の大切さを痛感しました。安全で恵まれた環境と、先生方の丁寧であたたかい指導が、子ども一人ひとりの可能性を伸ばしているのですね。お寺の幼稚園ならではの行事も楽しそうです。世のため、人のために、思いやりの心を育む情操教育への期待が高まります。

保護者の立場として興味深かったのは、バス送迎のGPS対応です。GPSにより、携帯電話、パソコンで、通園バスの現在位置の確認ができます。通園バスの到着時刻が遅いときなど、保護者自身が運行状況を確認できるそうです。保護者へはバスの接近通知のメールも自動配信するとのことで、これなら忙しいママも安心してお迎えに行けますね。子どもから保護者まで幅広くサポートしてくれる体制も安心できる大切なポイントです。

たから幼稚園ってどんなところ?

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