子育て
郡山市

「安積幼稚園」の園長先生にインタビュー!郡山市の幼稚園の口コミ評判

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園庭には、「夢のドーム」や「おっきいきのこ」などカラフルな遊具がたくさん!砂場遊びやスベリ台も人気。子どもたちがのびのび元気に遊んでいます。

郡山総鎮守「安積国造神社(あさかくにつこじんじゃ)」の鎮守の森、厳かな自然あふれる場所に安積幼稚園があります。園庭の大きなケヤキに見守られ、元気に遊ぶ子どもたち。あいさつもしっかり大きな声でしてくれました。子どもたちのあふれる笑顔からも幼稚園生活を楽しんでいるのが伺えます。安積幼稚園では、「心を育てる」保育を大切にしています。

印象的だったのは、年長・年中・年少の各教室に飾られた絵画の作品たち。安積幼稚園は、絵画による情操教育が特色です。自由な発想でのびのびと描かれた絵画は、どの作品もきらきら輝く宝物になり、年齢とともに成長が見られるのもうれしいですね。自然体で遊ぶ子どもたちが興味を持ったことに真剣に挑戦する姿も頼もしく見えました。先生たちは、子どもたちの意志を尊重しながら優しく見守り、必要があればサポートしてくれます。子どもを信頼して真っ直ぐに向き合う姿勢に感動しました。

子どもたちが遊ぶ園庭は、震災のあとに砂場の砂を入れ替えました。屋内プール場も完成し、安全な環境が整っています。自然の中で四季折々の遊びを楽しみながら、日本の伝統文化を身に付けることに力を注いでいるのも大きな魅力です。

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園の創設者で日展会友の元園長・安藤重春画伯が熱心に取り組み、創立以来、絵画の指導にも力を入れています。何より大切にしていることは、自由な発想でのびのび描くこと。子どもたちもワクワク楽しそう!

arukuが園長先生にインタビュー

Q.子どもたちとは、ふだんどのように接していますか?

園長 「園は家庭、クラスは部屋、先生はお母さん、先生の行動が保育、先生の正しい態度がしつけ」を園訓としています。つまり、幼稚園自体が子どもさんの家庭の延長だと考えております。家庭の一部分ですから、自分のおうちの一部屋が、幼稚園のクラスだということです。これが、教育と違うところです。だから私はクラスを部屋と呼んでいます。「お部屋に入りましょう」「さぁ、お部屋へ帰りなさい」と子どもたちに声をかけています。だからこそ、子どもたちの目線に合わせて真摯に向き合い、気持ちに寄り添うことを大切にしています。
安積幼稚園では、「身体は育つもの、心は育てるもの」を基本に、健全な心身の発達を促し、子どもたちの創造性や可能性を伸ばす基礎作りに努めています。あたたかい思いやりの心や豊かな情操、健やかなからだは、幼いときの遊びを中心とした体験の中で育まれると思っています。良い環境での良い保育を目指し、子どもたちの可能性を広げ、応援できる環境を整えています。

aruku 恵まれた環境の中、先生が子どもたちの気持ちを理解しながら、寄り添ってくれる安心感がうれしいですね。子どもたちものびのびと過ごせそうです。

園長 良い環境には、物的環境と人的環境があります。園舎や遊戯室、園庭、教材などの物的環境も重要ですが、それ以上に大切なのが、人的環境である教職員です。幼稚園が子どもたちの「心のふるさと」になれるよう、教職員は子どもたち一人ひとりを大切にし、毎日笑顔で接しています。あたたかいふるさとがあれば、きっと子どもたちもあたたかい心を育んでくれると信じています。

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泥んこ遊びや虫の観察など、子どもたちはお外遊びも大好き。大きな遊具も充実し、雪合戦やそり遊びなど、季節の遊びも取り入れながら自由に遊びます。

Q.教育方針を詳しく教えてください!

園長 安積幼稚園は「けやきのもりでのびのびと」をモットーに、お子さんの健全な心身の発達と、創造力や可能性を伸ばす、人としての基礎づくりを大切にしています。それぞれの成長時期にふさわしい教育環境を作り出しながら、その環境の中での生活を通して、子どもたちが自ら「育つ」力に注目。成長や発達が望ましい方向に促されるよう努めています。

aruku 神社の幼稚園ならでの体験もたくさんできそうですね。

園長 幼稚園のシンボルでもある大きなケヤキや自然あふれる環境の中、子どもたちは自然とふれあいながら、豊かな感性や創造性を育んでいます。また、子どもたちに忍耐や礼儀を学んでもらおうと、日本の伝統文化を伝えています。降園後に希望者を対象に、「空手・スポーツチャンバラ教室」や「いけばな・煎茶道教室」を実施しています。きちんとした礼儀やあいさつや強い精神力、やさしい心が身に付くと親御さんにも好評です。伝統スポーツや伝統文化の楽しさを体験し、卒園後も続けている子どもたちもおります。私たちにとってもうれしいことです。

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「えい!」「やー!」スポーツチャンバラを体験する子どもたち。空手やスポーツチャンバラは、冷暖房完備の広い遊戯室で安全な環境のもと園長と副園長が指導してくれます。

Q.子どもの生活はどのように変わっていきますか?

園長 とにかく、子どもたちは元気で素直です。幼稚園の一日は、登園後、まずはそれぞれの自由時間を楽しみ、「朝のお集まり」の時間になります。その後は、お絵かきや体育教室など、創造性や感性を育む時間です。好きな遊びの時間、朝とお帰りのお集まりの時間、お昼ごはんなど、友達と一緒に集団で行動する時間も大切にしています。一斉購読での月間絵本の読み聞かせや、一緒に歌をうたったりすることで気持ちが安定し、友達や先生などお互いを思いやる心も生まれていきます。また、自由な時間と集団行動の時間のメリハリをつけることで、さまざまな状況に適応できる力を養っていきます。これが、卒園後にも影響を与え、勉強やスポーツに集中できる子どもに育っていきます。

aruku 自由にのびのびと遊びながら、集中力が身に付くのは素晴らしいですね。その環境を整える先生方の思いが伝わってきます。

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「いただきます!」楽しいお昼ごはんの時間。安積幼稚園の昼食は、「持参弁当」「給食券の弁当」をその日の都合で選択できるのが保護者にとってもうれしいところ。給食券のお弁当は、日替わり弁当、たけやのおにぎり、大友パンの3種類。

園長 空手やスポーツチャンバラ、いけばなや煎茶などの日本の伝統文化の教室も子どもたちに良い影響を与えているようです。空手やスポーツチャンバラ教室では礼儀作法やあいさつがきちんと身に付き、いけばなや煎茶教室では植物に対する愛情、やさしい心を育みます。自然の中で思い切り遊ぶことで、五感も刺激されているようです。外でも中でも、子どもたちが真剣に取り組んでいる姿が愛おしいです。

aruku 日本人としての礼儀や心を学べることは人生にとっても大切な経験ですね。保護者の方からはどんな感想が届いていますか?

園長 「日本の伝統文化を楽しく学んでいる」「絵を描くことを楽しみ、自ら何かを作り出すことに興味しんしん」とよく言われます。自由な発想で取り組むことで、感性が磨かれ、創造力が育まれます。また、読み聞かせを自宅で親御さんと楽しむお子さんも多いそう。国語力もアップされているとか。おもちゃや遊具で自分らしく遊ぶ力を身に付けているようです。保護者の方々から、「子どもたちが日々成長しているのを実感している」と伺い、私たちもますます頑張らなくてはと身が引き締まる思いです。

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「わぁ、きれいだね!」子どもたちは自分の「いけばな」に大満足。お友達の作品も気になる様子。幼いころから感性を磨いてあげることが大切です。

Q.園児が楽しみにしている年間行事などを教えてください!

園長 年間を通してさまざまな行事がありますが、一番楽しみにしているのは9月の「運動会」と12月の「おゆうぎ会」ですね。運動会の競技では、練習の段階から子どもたちは積極的に取り組んで、元気いっぱいに楽しんでいます。本番では、対抗心を燃やしたり、声をかけ合って励ましあったり、友達を応援したり…喜怒哀楽さまざまな表情が楽しめます。その元気な姿や楽しんでいる様子を見て、親御さんは子どもたちの成長を感じているようです。目頭を熱くされている方も多いですね。おゆうぎ会は、広い遊戯室で開催されるのですが、子どもたちの笑顔あふれるステージが観客の親御さんたちを楽しませてくれます。

aruku 神社の行事にも参加されるのですか?

園長 郡山市民にはおなじみの9月の安積国造神社秋季例大祭の時期には、子どもたちも「子どもみこし」で街を練り歩きます。神社の厳かな行事を体験することが大人になっても大きな思い出として残っているようです。

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毎年9月の安積国造神社秋季例大祭での「子どもみこし担ぎ」は子どもたちも大喜び。お誕生会の後に行う「神社参拝」や「奉納相撲」の参加など、地域の伝統文化に親しむ機会が多いのも特色です。

arukuの感想

aruku 安積国造神社の幼稚園ということで、日本の伝統文化にふれる教室や地域の伝統行事への参加など、日本人としての心を育む環境が整っていました。街中でありながら、自然あふれる森の幼稚園で、子どもたちものびのびと成長していけそうです。絵画への取り組みなど、創造力や感性を育てる工夫もいっぱいで、楽しみながら身に付けられそうですね。広い遊戯室にもびっくりしました。おゆうぎ会などの会場になりますが、まるでプロの舞台さながらの大きさと環境が整っていて素晴らしいです。こちらは見学の際には必見ですね。
また、満3歳の誕生日から入園できる「満3歳児クラス(こばと組)」があるのも興味深かったです。クラス担任の先生が常駐でいらっしゃるので、小さなお子さんでも安心して預けることができそうです。選べる給食もそうですが、仕事をしているママの強い味方です。

安積幼稚園ってどんなところ?

※写真の無断使用を固く禁じます。

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