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ナチュラル可愛い♪普段使いの「会津木綿」にひとめ惚れ!

古さを感じないキレイな色×柄が魅力。

会津坂下町、タイヤ跳びの遊具が残る旧い幼稚園舎が、株式会社IIEさんの工房。玄関を入ると色とりどりのストールがきれいなグラデーションを描いてディスプレイされていました。IIEさんが作るのは、会津木綿を使ったかわいいストールや雑貨類。「僕たちの世代の感覚で、日常使いがしやすいものを」と、2011年からデザイン性の高い商品の企画・製作・販売をされています。

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「会津木綿は色・柄がとても豊富です。縞のパターンが何十通りもあり、経糸・緯糸の組合せで表情が変わります。だからこそ一人ひとりに似合うものが見つかる。プレゼントに、贈る人を思って色を選ぶ姿も素敵だなと思います。この色や柄は、もともと先人達が作り継いできたものなんです。」
例えば、と見せてくれた『青木縞』の端布は、30年以上も前に織られたもの。藍色と細い黄のすっきりとしたストライプは、意外なほどにスタイリッシュな印象です。昔から普段着として愛用されてきた会津木綿は、季節を問わず心地よく、使い込むほど肌に馴染むとか。「使い始めは生地が硬いので、ストールは難しいとも考えたのですが、IIEではしっかり洗いをかけて柔らかくしています。」

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IIEさんの商品は、ストールのほか、色・柄を活かしたピンバッジやブックカバー、贈った後も使ってもらえるご祝儀袋など、ナチュラルでユニークなモノばかり。県内はもとより、日本全国、海外へとファン層を広げています。

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代表の谷津さんのストールは、使い込んでふんわり。ここまで育てたい!

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会津木綿の伝承と魅力発信のベースへ。

IIEは、はじめ、仮設住宅の方の仕事づくりを目的に立ち上げた団体でした。社員の皆さんも、仕事をしながら会津木綿の魅力を理解し、人々が積み重ねてきた時間を感じてきたのだと言います。

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いま、工房には、約100年前に開発された豊田式織機が並んでいます。地元に30年眠っていた機械を譲り受け、1台ずつ解体して再生させている最中とか。近い将来、自分たちで布から織る取り組みも始めます。「機械の動かし方を聞くと、お婆ちゃん達は自然に体が動くんです。何年休んでも、手が記憶している。経験しなければ分からない手仕事の技術や感覚を次の世代にも残さないと。」
さらに、地域の方々と協力して、一般の方に織りの工程を体験してもらうという構想も。私達にとっても、夏の楽しみがひとつ増えそうです。

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IIEのストールは発色がキレイなのでいつものオシャレによく合うし、ストライプが多彩で迷うのも楽しい!洗ってもヘタらないどころか、肌に馴染んでどんどん使い心地が良くなります。夏はサラリとしていて冬は温かいので、1枚あると超便利。綾奈ちゃんが選んだのは「れもん縞」タイプ。

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SHOP INFO

IIE【イー】

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河沼郡会津坂下町大字青木字宮田205番地

    営/平日10:00〜17:00
    ※取扱店は県内の雑貨屋さんやカフェなど。IIEのWebサイトでご確認ください。

    ※この記事はaruku2016年6月号に掲載したものです。価格や内容は取材時のものです。

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