グルメ
二本松市

受け継がれる伝統の味と新たに紡ぐ出会いの物語「国田屋醸造」の美味しいお話

蔵造りの建物が残る、城下町・二本松市。江戸時代まで御徒士町(おかちまち)と呼ばれていた通りでひときわ目を引く“紅殻格子(べんがらごうし)”の建物が『国田屋醸造』です。安永5年(1776年)から続く老舗の味噌・醤油の醸造店として地元で親しまれるお店。最近はレトロで美しい建物を目当てに訪れる人も増え、小さな旅の目的地にもなっています。
身体に良い素材にこだわり、食事を大切にしている方におすすめしたい『国田屋醸造』。ここでは、二本松市竹田に受け継がれる伝統の味と新たに紡ぐ出会いの物語「国田屋醸造の美味しいお話」を紹介します。

美味しいお話① 昔ながらの製法で作る「味噌と醤油」

『国田屋醸造』の手作り味噌は、厳選された国産大豆と良質の国産米を用いて丹念に仕上げています。現在の店主で9代目。天然醸造で、コクのあるまろやかな味噌に仕上げています。計り売りもしているので、お好みの量を購入できるのもうれしいところ。もちろん、添加物などは一切使用していません。お子さんからおばあちゃん、おじいちゃんまで毎日安心して食べていただけます。

オリジナル味噌を作ってみませんか?
『国田屋醸造』では、自分でオリジナルの味噌を作ることができます。「味噌作り体験」は気軽にお問い合わせください♪  
TEL/0243-22-0108

国田屋醸造のお母さんおすすめ!商品活用術


ズラリと並んだ『国田屋醸造』オリジナル商品。ロングセラーの濃口醤油の「おおまつしょうゆ」は、地元で愛されている逸品です。ほかにも、大人気の「つゆ 松風庵」をはじめ、「だし醤油」「柚子みそ 里の味」「三五八」「あまさけ」「千の花かりんとう」など、料理を美味しく仕上げる商品が揃っています。

つゆ 松風庵

大人気商品「つゆ 松風庵」は、麺のつゆとしてはもちろん、煮物やドレッシングなどさまざまに活用できます。一度食べると、「これ以外は使えなくなっちゃう」とリピート必至の美味しさ。地元で長い間愛されている「おおまつしょうゆ」とともに、まずは一度お試しを!

里の味 柚子みそ

人気上昇中の「里の味 柚子みそ」は、徳島産の柚子と最上級味噌の組み合わせ。ご飯はもちろん、コンニャクや豆腐にもピッタリ!素材の旨みを引き立てる美味しさです。

とうこ糀

国田屋で長い間作ってきた「とうこ糀」は小麦糀の醤油漬けです。醤油に漬けた小麦糀が柔らかく、ほのかな甘さがあります。野菜と和えたり、納豆に混ぜたりと使い方いろいろ。

昔語 一升漬

米麹、醤油、紫蘇の実を同量ずつ漬け込んだ「昔語 一升漬」。ご飯や野菜にのせて食べるもよし、湯豆腐、 冷奴にも利用できます。

身体にやさしい発酵食品の魅力を蔵カフェ「千の花」で再発見!


お腹が空いてきたら国田屋醸造の隣の素敵なカフェへ。趣を生かしながら蔵を改装したお店は、国田屋醸造が営む蔵カフェ『千の花(せんのはな)』。「味噌や醤油のよさを見直してもらいたい」とオーナーの大松さんが手がけるお店。二本松の郷土料理も提供しています。
「免疫力を高める発酵食品は注目の食材です。千の花では、味噌や醤油を使った、野菜たっぷりのメニューが揃っています」と大松さん。ここでしか味わえない料理や甘酒などの出会いが待っています。


蔵の内部は、1階は国田屋醸造が作る自家製の醤油や味噌、甘酒、オリジナル商品を販売しています。写真は2階のカフェスペース。吹き抜けの開放感と蔵ならではの“こもり感”も味わえる遊び心たっぷりの空間が広がっています。窓から差し込むやわらかな光に癒やされて、読書をしたり、おしゃべりしたり、ついつい長居してしまいそう!世代を超えて愛される癒やしカフェは二本松散策のお楽しみです。

美味しいお話② 郷土の味と季節料理を愛でる「おにぎりセット」


人気メニューの「おにぎりセット」は、見た目も愛らしいランチセット。ゆず、生姜、大葉など、季節の味噌がのった3種の可愛いおにぎりに、鯖の味噌煮やイカ人参などの小鉢数種類が並びます。ランチセットに付く汁物は、二本松名物の「ざくさく」。根菜類などの具材をさいの目切りにし、醤油で味付けしたもので、二本松で祭りの時などに食べられているそう。普段はなかなかお目にかかれない「ざくさく」が、『千の花』では一年中いただくことができます。滋味深くやさしい味わいに、心も身体もほっこり♪ドリンクとミニデザートも付くので、食後もゆったりおしゃべりが楽しめます。

美味しいお話③ 国田屋の伝統の味を楽しむ「くつろぎセット」


甘酒、味噌こんにゃく、漬物、自家製かりんとう。国田屋醸造の伝統の味と魅力がたっぷり詰まったセット。自社製の糀をつかった甘酒は、甘さが苦手な人でも飲みやすいまろやかな味わいが特長で幅広い世代に好評です。昔から夏の滋養強壮剤として親しまれていた甘酒は、現在、そのパワーが見直されてきています。

美味しいお話④ タイからやってきたお嫁さん直伝の「タイカレー」


リピーター続出のメニューがランチの「タイカレーセット」。二本松市在住の男性との結婚が縁でこの地へやってきたタイ人の奥様からオーナーの大松さんが教えていただいた本場のカレーです。すり合わせた葫、生姜、唐辛子を炒め、ココナッツミルクと合わせた本格派。隠し味は、なんとお味噌!国田屋の味噌が辛さをまろやかに、そして深みのある味に仕上げています。

美味しいお話⑤ 伊勢への旅で出会った名古屋の「ダイヤコーヒー」


大松さんが「JICA二本松(二本松青年海外協力隊訓練所)」に勤務するモンゴル人の先生と伊勢神宮への旅に出かけた際に偶然訪れた名古屋の喫茶店が「ダイヤコーヒー」。現在、『千の花』のコーヒーは「ダイヤコーヒー」の珈琲豆を取り寄せて一杯ずつ丁寧に淹れています。モンゴル人の先生が『智恵子抄』や『伊勢物語』を学んでいたことがきっかけで、一緒に伊勢神宮への旅に出かけることになった二人。そして旅の途中に、立ち寄った名古屋の珈琲豆店の豆が二本松へ。さまざまな縁が結び、カフェ名物の美味しい一杯が誕生しました。

美味しいお話⑥ モンゴル遊牧民の健康の秘訣!?「モンゴルティー」


「JICA二本松」に勤務するモンゴル人の先生との出会いで、「モンゴルティー」の深い味わいと魅力を知ったという大松さん。『千の花』でも人気の「モンゴルティー」は、モンゴル岩塩入りのミルクティーのことです。モンゴルの遊牧民が愛飲する「団茶」は、ビタミンやミネラルの補給源として欠かせないもので、パワーの源にもなっているそう。ほんのり塩味で、美味しくて珍しい紅茶をゆっくり味わってみて。

美味しいお話⑦ 牛乳割で味わう「あまさけ」


自家製の甘酒を牛乳割りでいただくのが“千の花流”。糀の甘みを牛乳がほどよい味わいにしてくれます。米糀で作る甘酒は、「飲む点滴」ともいわれています。砂糖不使用なのに甘いのは、米糀がデンプン質を糖化させて甘みを発生させているから。日本では古くから飲まれていますが、冬の飲み物というより夏に重宝されていたようです。そのまま飲んでももちろん美味しいですが、“千の花流”の牛乳割りや豆乳割りを楽しんでみるのもおすすめ♪

城下町・二本松をのんびりお散歩しながら
「国田屋醸造と千の花を楽しむ」おすすめコース

① 霞ヶ城公園


ぜひ訪れてほしいのが、福島県立霞ヶ城公園。


写真は、紅葉が美しい季節の一枚です。
ここで少し、二本松市の歴史についてご紹介。かつての二本松城は、二本松史上最大の悲劇の舞台となりました。幕末に始まった戊辰戦争で二本松藩は旧幕府軍に参加。最後は、二本松城で新政府軍と激しい攻防が繰り広げられ、少年兵など多くの尊い命がなくなりました。時を経た今は、桜や紅葉の名所として有名な霞ヶ城公園へ多くの観光客が訪れ、永遠に続く平和を願っているそうです。

② 国田屋醸造&蔵カフェ 千の花


霞ヶ城公園をのんびり散策したあとは、紅殻格子(べんがらごうし)が目印の『国田屋醸造』へ。昔ながらの製法で作る伝統の醤油と味噌はお土産におすすめ。二本松の歴史や味噌作りについてお店で聞いてみるのも楽しみです。お買い物のあとは、併設するカフェ『千の花』でひとやすみ♪二本松の郷土料理や自慢の「あまさけ」、コーヒー、スイーツなど、千の花のこだわりグルメを満喫しましょ!

③ 大七酒造


二本松といえば…お酒好きなら「大七酒造」と答える方も多いのでは?
次に訪れたい「大七酒造」は、1752年(宝暦二年)の創業以来、日本酒の最も正統且つ伝統的な醸造法である「生もと造り」一筋に、豊潤な美酒を醸し続けています。調和のとれた力強い香味、料理を活かし、お燗で映える懐の深い旨味をお土産にいかが?
事前(1週間前まで・定員6名まで ※冬期を除く)に予約をすれば、酒蔵見学(無料)もできるんです。


酒蔵見学のあとは、試飲タイム!醸造やお米の種類が違う5種類を飲み比べることができます。どれも美味しくてお土産選びが迷っちゃいますよ。

④ 高村智恵子の生家


最後は、二本松市油井にある「高村智恵子の生家」へ。なんと、“ほんとの空”で知られる高村光太郎の詩集『智恵子抄』の中で「国田屋」がうたわれているそう!「国田屋醸造」は、高村智恵子の生家と霞ヶ城址のちょうど中ごろにあります。近くには由緒ある寺社や老舗の和菓子店なども点在しているので、ここからまた二本松散策をしてみるのもおすすめ! ほんとの空がある二本松を歩いていると、まるで江戸の暮らしがよみがえってくるような楽しさを感じますよ。

SHOP INFO

国田屋醸造

Googleマップ

二本松市竹田2-30

    営/9:00~18:00 
    休/月曜※夏季、年末年始休業あり

    SHOP INFO

    蔵カフェ 千の花  

    Googleマップ

    二本松市竹田2丁目30

      キャッシュレス決済/pay pay可
      営/11:00~14:00、15:00~18:00(Lo.17:30)
      ※日曜日は11:30~14:00、15:00~17:00(Lo.16:30) 
      休/月曜 ※夏季、年末年始休業あり

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