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品川市長と話そう!「郡山市の令和3年度予算編成方針」

知っているようで実は知らない、自分達の街の未来設計図。くらしに密接にかかわっているから、決して他人事ではありません。今回は、郡山市の品川市長をゲストに迎え、これまで進めてきた代表的な取り組みを教えていただくとともに、参加者たちが知りたかった様々な疑問・質問に応えていただきました。

参加者

品川市長


品川萬里市長【しながわ・まさと】現郡山市長。郡山で育ち、東大法学部を卒業。郵政省時代は「ゆうちょ改革」や「地デジ化」など、時代を大きく変えるプロジェクトを進めてきた、実はすごい人。2013年からは郡山市長として、震災からの復興・まちづくりを先頭に立って進めています。

左から:鈴木さん、山川さん、湯座さん


【鈴木さん】郡山で生まれ育ち、都内の大学も郡山から通ったという生粋の郡山っ子。
【山川さん】出産を機にUターンし、今は専業主婦として小6・小2生を育てるママ。
【湯座さん】仕事をしながら小6・小4・小2生を育てる働くママ。今年郡山市に転入予定。

対談の様子は動画でも見れます↓※毎週金曜日に新しい動画がUPしますのでお楽しみに!

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SECTION1「子育て・教育」

司会: 郡山市はこれまでに、数々の先進的な取り組みをしてきました。例えば、すでに小中学生1人1台のタブレット端末や高速通信環境が導入されましたが、品川市長、小中学校教育はどう変わっていくのでしょうか?

品川市長: 社会はどんどんデジタル化が進んでいて、将来、子ども達は新しい時代を生きていくことになります。今はまだない仕事に就くかもしれません。パソコンやタブレットを使いこなし、ネットの情報を活用することは、出来て当たり前の時代になります。だから、教育も変わる必要があるんですね。小さい頃からタブレットを文房具のように使って慣れていきましょうというのが、1人1台体制の意図です。

湯座: タブレットが文房具ですか!

品川市長: デジタル教科書も一部使われ始めています。動画やアニメーションは理解しやすく、校外の先生とオンラインでつながることもできますよね。

文部科学省 学びのイノベーションより

鈴木: 郡山市は全国でも早かったですよね。

品川市長: 個々の生徒に合った対応などもしやすくなるので、「誰一人取り残さない教育」が可能になるとも言われます。SDGsの目標にもかなっていますね。

司会: その他、子育てについて皆さんが気になることはありますか?

山川: うちの子が小さい頃は待機児童問題がありましたが、今はどうなんでしょう?

品川市長: 皆さんはどうでしたか?順番待ちはありましたか?

山川: 幸い待たなくて済みました。友達の中には、仕事が決まるまで入れないと言っている人もいましたが。

湯座: 仕事が先か、保育所が先かという悩みは聞きましたね。あとは、子供が病気になった時に預けられなくて困ったとか。

品川市長: 就任してから施設の拡充を進めていて、保育施設だけで2,000人以上分増やしました。病児保育施設も認可外を含めて増え、対象は小学6年生まで広げているんです。でも、ただ数を増やせばいいというものではないんですね。立地は職場の近くがいいとか、保育の内容だとか、ニーズは多様化しています。

3人: (うなづく)

品川市長: そこで、郡山市だけでなく、周辺市町村とも協力する体制をつくりました。ひとつの市だけ・市役所だけで考えるのではなく、施設や地域や市民を交えたチームで解決していかなければならない時代です。市民の皆さんのニーズを吸い上げて今後も対応し続けていかなければなりませんから、ぜひ市役所に意見をお寄せ下さい。また、各ご家庭でも絶対必要なこと・譲れることが何かを考えていただければと思います。保育に限ったことではありませんが、一緒に考えていきたいですね。

SECTION2「防災インフラ&緊急時の対応」

司会: 2019年に台風による水害がありました。今、郡山市では水害対策工事が進んでいますが、皆さんご存知ですか?

山川:家の近くの道路で工事しているのを見かけます。あれは何ですか?

品川市長: ご覧になったのは、「雨水貯留施設」の工事だと思います。水害には、大きく2種類の被害があります。大雨などで川が氾濫するのが「外水」被害、下水道の排水が追いつかずにが溢れるのが「内水」被害です。内水被害対策として麓山調整池や図景・赤木などの雨水貯留施設が完成し、実はもう実際に浸水を防いでいるんです。

(左)麓山調整池、(右)雨水槽 

鈴木: 地下にタンクがあるなんて知りませんでした。

品川市長: 外水対策でも、阿武隈川の治水や御代田地区・善宝池・逢瀬川・笹原川などの堤防整備を進めています。

湯座: 最近は、コロナ感染拡大をはじめ、東日本大震災からの復興もありますが、品川市長は対応の際どんなことを大事にされているんでしょうか?

品川市長: みなさんの生命・生活・生業を守ることが最優先ですね。また災害対策はスピードが大事ですから、判断の遅れがないよう、現場優先で対応します。消防署や警察のみなさんの対応は迅速で素晴らしいですよ。日頃からよく訓練されて統制のとれた行動がなされていますから、安心してください。コロナ対策は、医師会や保健所と連携して、状況に合わせた対応をしています。

SECTION3「市役所のDX」

司会: 今進められている「市役所のDX(デジタル・トランスフォーメーション)」について伺います。品川市長、市役所のDX化とはどういうことなんでしょうか?

品川市長: 簡単に言うと、みなさんがお持ちのスマホ、これが市役所の窓口になります、ということです。いつでも、だれでも利用できる市役所ですね。2020年には、証明書の発行手数料などもキャッシュレス(電子マネーやクレジットカードで決済可能)になりました。

品川市長: 郡山市は今、ITを使って、ペーパーレス(紙をなくす)・ファイルレス(棚をなくす)・ムーブレス(移動をなくす)・キャッシュレス(現金をなくす)・カウンターレス(窓口をなくす)の「5レス」を目指そうとしています。それによって、職員の業務を効率化します。では職員は何をするのか?例えば、市民のみなさんのところに出かけていきます。作業を軽減して、本当に必要な仕事に時間を掛け、きめ細かい対応をしてくのが狙いです。

SECTION4「SDGsと郡山」

司会: 郡山市は2019年に「SDGs未来都市」になりました。「SDGs」という言葉、聞いたことはありますか?

鈴木: 聞いたことはあるんですけれど、どういうことなんですか?

品川市長: 世界には色々な課題がありますよね。環境問題や、貧困や、高齢化もそうです。それらは発展途上国だけ・先進国だけの問題ではなく、共通するものや協力しなければ解決しないものが沢山あるわけです。そこで、世界中で協力して解決を目指し、誰一人取り残さない社会・経済・環境をつくろうという世界的な取り組みです。いい機会だから、詳しくはぜひ一度検索してみてください。

湯座: なぜ郡山市は「SDGs未来都市」になったんですか?

品川市長: SDGsを積極的に進めることは、つまり、誰一人取り残さないまちづくりを進めることです。みなさんの生活もSDGsの例外ではありません。「SDGs未来都市」に手を挙げたのは、私の指示ではなく職員からの発案でしたね。まさにSDGs的な流れでした。

品川市長: 私が目指すのは、「誰一人取り残さない郡山」です。困っていることや変えたいことがあれば、みなさん、ぜひ声を上げていただきたいんです。市役所は開かれた窓口です。Webサイトからでも電話でも構いませんから、意見を寄せてください。先ほども言いましたが、問題はチームで解決する時代です。是非みなさんも一緒に、「誰一人取り残さない郡山」をつくっていきましょう。

司会: 品川市長が、常に私たち市民からの声を聞く姿勢でいらっしゃること、市役所や地域、市民みんなで課題を解決しようと考えていらっしゃることがよく分かりました。参加者の皆さんも、本日は、ありがとうございました。

3人: ありがとうございました。

品川市長: こちらこそ。ありがとうございました。

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