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平成28年度の「全国学力テスト」の結果という記事で、「福島の学力は全国的に平均以下」という現状だということをお伝えしました。

どうして福島県は学力レベルが依然として全国レベルに上がらないのか?
特に小学生から中学生に上がると学力が落ちるともいわれています。
県内全体で学力が上がらない理由は、家庭環境や個人の資質の問題だけではないようです。

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この理由の大きな要因が「部活」の存在でしょう。

中学生にもなると、どの学校も家庭も部活をはじめることに違和感なく「何部に入るの?」という会話が始まりますよね。

部活は青春時代の思い出になり、目標に向かって取り組む姿勢が培われる自己研鑽の場になって、子どもにとってたくさんの刺激が受けられるとても良い活動と思います。

しかし、必要最低限の勉強時間を割くまで行うことは学力向上の妨げになるのです。
また、部活と勉強の両立は中学生にとっても大変な負担にもなっているはずです。

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何も部活をすることが悪いということではありませんが、本格的に行うと部活に週3日~毎日行く子もいる中、このようなライフスタイルで果たして勉強の時間をもつことはできるのでしょうか?

友達との交流や遊びもしたいでしょうし、ある意味大人以上に時間の管理が難しく忙しい時期が福島県の中学生ともいえるのです。

小学生のときに自ら進んで勉強ができる習慣を身に着けていたとしても、中学生になって部活をはじめると、家に帰ると疲労で勉強に向かうことができなくなる、ということが目に見えています。

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中学生の勉強の内容は小学生からの基礎を踏まえて高校受験まで覚えるべき内容が多様化します。
たとえば算数から数学になると、小学校で計算力演算力を身につけたことをベースに、中学校では数字の本質を捉える力を身につけるようになります。

一つしかない答えへ方程式や関数や図形などでも導けるようになる力が必要となってきます。

中学生は、この部活と勉強のバランスをとることが極めて困難だと思います。

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特に福島県では「中学生になれば部活に入るのが当たり前」という風潮があり根強い地域です。
反対に東京都では部活に通っている中学生ほうが少ないのを知っていましたか?

私も中学生時代は東京に住んでいましたが、思い起こしてみると、中学生で部活をしていた生徒はほとんどいませんでした。

中学2年生にもなると、回りの友達は塾に通い始めて、始めて自分も塾に通ったほうがいいのだなと実感し、塾に通いはじめたのは中学1年生の3学期からでした。

部活の存在を否定しているわけではありません。

ご家庭でも、部活と勉強の支援をしていただいていると思いますが、この問題は福島県の教育委員会での方向性が変わらないとこの問題は根本的に変わらないと思います。

部活に入らないと後ろ指を差されるような風潮では、私は良くないと思うのです。
部活を頑張りたい子も、いつかは勉強を頑張りたくなったときに、スムーズにシフトチェンジできるような学校の体制になってくれるよう願っています。