芝桜やアジサイで知られる平田村。美しい農村風景の残る自然豊かなこの村には、実は全く違った一面を持っているのです。それが、「日本一辛い村」だということ。「珍しくてかわいいから」という理由で地元の農家さんが試作をしたのが激辛唐辛子と知られるハバネロ。当初はあまりに辛すぎるため、全く売れなかったそうですが、「どうせ辛いならとことん辛いものを作ってしまおう」と加工品の開発を進めたところ、口コミで評判が広がり全国から挑戦者が集まるほどの村の名物になりました。現在では、村の特産品が集まる『道の駅ひらた』に10種類以上の商品がラインナップ。その中でも特に辛いと言われる2つの激辛グルメに、arukuスタッフが挑戦してきました。
aruku VSハバネロソフト地獄級
ハバネロソフト地獄級400円
まず挑んだのは道の駅の定番スイーツ、ご覧の通り、ソフトクリームにハバネロパウダーがガッツリかかってます。ちなみにハバネロの辛さはタバスコの約10倍、ハラペーニョの約80倍と言われているそう。想像つきにくいかもしれませんが、とにかくめちゃくちゃ辛いってことだけは伝わってきます。
選べる辛さは3段階。地獄級を完食すると代金は無料になります。
「せっかくだから一番辛い地獄級でお願いします!」
「ほんとにいいの?自己責任だよ」
そう言って売店のスタッフさんから渡されたのは何と誓約書。誓約書を書いてまで食べるソフトクリームだなんて、食べる前から怖くなってきました…。
いよいよ実食。ひと口食べた最初の感想は、「あれ、意外といけるかも!?」。確かにハバネロの辛さは強烈ですが、ソフトクリームのまろやかさがいくらか辛さをカバーしてくれる気がします。実は辛い物耐性には自信があるarukuスタッフ。試しに別のスタッフが食べてみると直後に「マジで無理です」と絶叫!
ボディブローのように辛さが効いてきて、舌の感覚もなくなってきましたがゴールが見えてきました。「このペースならいけそう!」。でも本当の地獄はこの後に待っていたんです。
「あれ、底の方にも大量のハバネロパウダーが入ってる!?」
そう、これこそこのソフトクリームのラスボス。最終盤にはソフトクリームの援護射撃がない中、ハバネロパウダーとの直接対決が待っています。
「コーンまで食べないと完食にならないからね」と売店のスタッフさんからも無情なひと言。
その結果やいかに…
最後は気合と根性で一気食いし、何とか完食。400円が戻ってきました♪
ただ、その代償は大きすぎました。いつまでも残る地獄の辛さに唇は腫れあがり、しゃべるのも困難なほど口の中は大炎上、時間差で鼓動が早く脈を打つようになり、胃までヒリヒリ焼け付くように。本当に地獄を見ました…。
挑戦するなら一気食いは厳禁です!
aruku VS生地獄カレー
ハバネロソフト攻略から数日後、次のターゲットはコイツ!3種類あるレトルトカレーの中でも究極の辛さを誇る、「生地獄カレー 498円」。例によってパッケージには「自己責任」って書いてあります…。
何でも、その辛さは第一弾の「ハバネロ戦隊カラインジャ―」の10倍辛い「激辛レッド」のさらに30倍の辛さなのだそう。もはや訳が分かりません。
思いの他美味しそう!香りも強烈ってほどではないし。でも、今回は絶対に油断しません。
それではひと口。
「あれ、そこまで辛く………。んっ、やっぱり辛い!!!」
恒例の時間差攻撃がやってきます。
そして、その滞在時間の長いこと長いこと。
あまりに辛くて無性に腹が立ってきます。
ということで、社内にいた他のスタッフの協力も借り、総力戦で臨むことに。
悶絶する者あり…。
石化する者あり。
ひと口が異様に少なく戦力外の者あり…
満点のリアクションで脱落するものあり…
そんなこんなで何とか折り返し地点。
ここで攻略の糸口が!アツアツの状態よりも冷ました方が辛さがほんの少し和らぐような気がします!
そしてここに救世主が現れます!
激辛カレーで知られるいわきの「じゃがいも家族」でならしてきたという猛者が怒涛のラストスパートで見事完食(最後の方は様子がおかしくなっていましたが)。
じゃがいも家族の記事はこちら↓
郡山・福島の辛いグルメランキング!いわきと須賀川も。
「こんなのまともに食べるものじゃないからね…」購入するときに道の駅の駅長さんが話していた言葉が今になって蘇ってきます。
恐るべし、「日本一辛い村」。皆さんも挑戦するときはくれぐれも自己責任でお願いします♪
※この記事は2019年6月に制作したものです。価格(税込表記)や内容は取材時のものです。
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