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田村市

昆虫たちの楽園が移転リニューアル!田村市「ムシムシランド」にarukuが潜入

昆虫の聖地を目指す田村市にある、日本で唯一の虫の楽園「ムシムシランド」。見て、聞いて、触れられる館内は博物館よりもっと身近に昆虫を感じることができます。そんな「ムシムシランド」が移転リニューアル!ムシムシランドにいる昆虫先生・ムネリンのコメントと一緒に、見どころをご紹介します。

昆虫先生・ムネリン
ムシムシランドの学芸員。大学では、虫の生態など昆虫学を専攻。昆虫館では標本を解説したり、奇虫とのふれあいをサポートしたり。見かけたらたくさん質問してみよう!

見て、聞いて、触れる「昆虫館」


建物はまるで大きなカブトムシ。館内では、150種1,000匹の標本を展示。さらには、世界のクワガタ9種、カブトムシ10種の展示もあります。時間帯によっては隠れてしまっているカブトムシやクワガタもいるので、じっくり見てどこにいるのか探してみて!

ヘラクレス系のカブトムシやクワガタが一度に見られる場所はなかなかないと思います。私が特に好きなタランドゥスオオツヤクワガタとオウゴンオニクワガタもいるので、ぜひどんなクワガタなのか観察してほしいです。


展示の奥にあるのは「KEEP OUT」のテープがドキリとさせる「奇虫・昆虫ふれあいコーナー」。そこにいたのは、実際には写真よりも大きく感じるだけでなく、動く姿にarukuスタッフをいろんな意味でドキドキさせたオオヤスデ。触ってみると、またイメージが変わるかも?タイミングが合えば、ヘラクレスオオカブトにも触れます。こちらも間近で見ると迫力が違う!

オオヤスデを見て、ムカデ?と言う声がよく聞かれます。実際に見て・触って、この機会にムシムシランドでオオヤスデとムカデの違いを知ってから帰りましょう!


昆虫館には、田村市で生息している虫の展示コーナーがあります。このコーナーに展示している虫や水生生物は本当に田村市内で採集したもの。このコーナーでは、タイミングによってはムネリンがエサをあげているところが見られます。

このコーナーで、今1つだけ空の水槽があります(写真左下・手前の水槽)。去年までは見つけられていたミズカマキリ探しに苦戦しています。もし、田村市内で見つけた方がいたら、ぜひムシムシランドに寄贈していただきたいですね。


館内にはフォトスポットがあったり、面白帽子をかぶれたりと写真映えも抜群!お絵描きコーナーもあるので、ここでも虫の翅やツノを書いて記念撮影できます。毎日暑いこの季節は、ソフトクリームで涼むのも◎。せっかくムシムシランドで食べるなら、コオロギトッピング(+250円)もお忘れなく。お土産コーナーでは、カブトムシやクワガタのフィギュアが人気です。

1,000匹のカブトムシと触れ合う♪カブトムシドーム


リニューアルに当たり、天井をあえて以前の半分ほどの高さにしたカブトムシドーム。カブトムシとの距離がより近くなりました!ドームの中に入ると蜜があるところ以外にもカブトムシが。足元にいることもあるので、周りをしっかり見ながら進んでみて。ドーム奥には、日本の国蝶・オオムラサキのエリアも。準絶滅危惧種に指定されているオオムラサキですが、このエリアでは何頭ものオオムラサキがいます。

ドームにいるのは、田村市の方々と協力して育てたカブトムシたち。クワガタが遊びに来ていることもあるので、ぜひ探してみてください。ドームには虫たちが好む木も植樹していて、ここから何十年とかけて成長していくことを期待しています。

「ムシムシランド」でいろんな展示や標本を見て、昆虫を知るきっかけになってほしい、と話すムネリン。その言葉の通り見たり触ったりして、思い思いに“虫を感じられる”のが「ムシムシランド」の良いところ。ぜひ、たくさんの昆虫たちに会いに行ってみてね!

SHOP INFO

カブトムシ自然王国 ムシムシランド

福島県田村市常葉町山根字殿上160

    営/9:30~16:30
    ※カブトムシドーム開館期間2023年7/15(土)~8/20(日)
    休/水曜
    入場料/[昆虫館+カブトムシドーム]大人800円、3歳~高校生500円、3歳未満無料
    [昆虫館のみ]大人500円、3歳~高校生300円、3歳未満無料
    ※「カブトムシドーム」開園期間中は昆虫館のみの入場はできません。
    ※8/26(土)~11/26(日)は土日祝で昆虫館のみ営業

    ※この記事は2023年7月に制作したものです。内容は取材当時のものです。

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