玉川村とは
玉川村は郡山市の中心部から南東へ25キロほどの場所に位置する、福島県の空の玄関口・福島空港がある村です。自然豊かな環境で、スポーツやバーベキューが楽しめる広大な「福島空港公園」など、家族連れが楽しめるスポットも多くあります。
人口:6,088人(2024年9月30日現在)
面積:46.67平方キロメートル
アクセス:
【電車】JR東京駅よりJR水郡線泉郷駅まで約2時間30分、郡山駅より約30分
【車】東京より玉川村中心部まで約2時間30分、郡山市内より約40分
玉川村の紹介ムービー
https://youtu.be/GU6-xWpXo3A
(参考)こおりやま広域圏ムービープロジェクト!
https://www.city.koriyama.lg.jp/site/koikiken/5995.html
見どころスポット① アーバンスポーツたまかわ
ジャンプなどダイナミックなアクションが楽しめる自転車競技「BMX」を中心に、豊富なセクションをそろえた県内唯一の屋内BMX・スケートボード屋内パークです。ほかにも村内にはパンプトラックなどを備えたスキルパークやMTB(マウンテンバイク)のトレイルフィールドなど、自転車を楽しめるコースがたくさんあります。自転車はレンタルもできるので、レジャーとしても観光にもぴったりです。
https://cycle-village-tamakawa.com/
見どころスポット② 福島空港公園
開港以来「ふくしまの空の玄関口」として親しまれている福島空港。空港内には、大きな窓から滑走路が一望できる屋内遊び場「わくわくらんどたまかわ」があります。すぐそばにある「福島空港公園エアフロントエリア」は展望広場や日本庭園、福島県をかたどった福島広場などが整備されており、四季折々の花々がのんびり散歩をする人の目を楽しませてくれます。ジョギングやウォーキングなど、健康づくりをするにも十分な広さです。
インタビュー:きっかけは地域おこし協力隊と“聖地移住”
―移住の経緯を教えてください。
田中さん 東京都でパラリーガル、青梅市議会議員を2期8年と、これまでさまざまな職を経験しています。玉川村に来る前は、縁あって茨城県桜川市で地域おこし協力隊として里山保全に携わってきましたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で思うような活動ができませんでした。それでも地域の皆さんと関係を深められる地域おこし協力隊という職務にやりがいを持っていて、納得できるまでやり尽くしたかった。3年間の任期が終わった後にもう一度別の場所でチャレンジしてみることにしました。
私はドラマやアニメの聖地巡礼が生きがいで、ドラマ『世界の中心で、愛をさけぶ』の大ファン。玉川村には名シーンの撮影に使われた福島空港があり、移住前に2度足を運んでいました。思い入れのある作品のシンボル的なシーンが撮影された場所に“聖地移住”してみるのも良いかもしれないと玉川村の地域おこし協力隊に応募、2023年2月に着任して移住しました。
―地域おこし協力隊としてどんな活動をしているのか教えてください。
田中さん すがまプラザ交流センターにある「たまかわくらしサポートセンター」で、移住を希望する方のサポートをしています。村の方に顔を覚えてもらうために、仕事の日はいつも「移住するなら玉川村」のキャッチフレーズと自分の名前が入ったTシャツを着ています。おかげで、村の方にはよく声を掛けていただけるんですよ。
面識のない方にも「玉川村に来てくれてありがとう」「頑張ってくれてありがとう」などと話しかけてもらえるのはうれしいですね。「玉川村はいい場所だけど、あまり知られていない。だからこそ、来てくれる人がいたら嬉しいし、人を呼ぶ仕事をしてくれていることに感謝している」と言われたこともありました。玉川村の方は、素直に感謝の気持ちを伝えられる心の豊かさがあるのかもしれませんね。声を掛けてもらうと、もっと頑張ろうと思えるんです。
ゲストハウスを立ち上げて玉川村の魅力を発信したい!
―玉川村の魅力について、どのように感じていますか?
田中さん 食べ物がおいしいことと、自然豊かな環境です。特に滝が好きで、「日本の滝百選」に選ばれている乙字ヶ滝は、水かさが増すと、100mもある滝幅いっぱいに落下する水しぶきが、松の緑に映えて雄大です。かつて俳人の松尾芭蕉が訪れ、その時に詠んだ「五月雨の滝降りうつむ水かさ哉」の句碑が、滝見不動尊堂のかたわらにあります。川岸に沿うようにある、みちのくサイクリングロードの起点でもあります。
2024年9月末には、乙字ヶ滝の近くに複合施設「玉川村複合型水辺施設 乙な駅たまかわ」がオープンしました。ここを拠点に、SUP(サップ)やカヌーなどのアクティビティも体験できるようになりましたし、クラフトビール「あぶくまビール」の醸造所もあって一日中楽しむことができます。
玉川村産の農作物で特に好きなのは、さるなしです。キウイフルーツを小さくしたような見た目で、ちょうどいい甘酸っぱさ。サルが食べてなくなってしまうほど美味しいということで名付けられたもので、確かにびっくりするほど美味しいんですよ。摘み取り体験はいつも好評で、それをきっかけに移住した方もいらっしゃいました。
さるなしを加工したジュースなどが売られていますが、特に福島空港内「レストラン シャロン」にある「さるなしソースのカツ丼」は絶品。甘酸っぱさがありながらもコクがあるソースは、ほかでは味わえません。県外からお客さんが来た時に紹介する名物料理の一つです。
―これからチャレンジしてみたいことはどんなことですか?
田中さん これまでさまざまな場所に住んできましたが、玉川村で定住するつもりです。現在は、空き家をゲストハウスに改修するための準備中。私と同じようにドラマやアニメの聖地巡礼が好きという方は多いと思いますので、私と共通の趣味をきっかけに玉川村に来てもらい、地域の魅力を知って何度も訪れてもらうきっかけにしたいと考えています。実は、空港の関係者から『世界の中心で、愛をさけぶ』の撮影時の写真をいただいて持っているんです。ぜひ見に来ていただきたいですね。
―玉川村に移住を考えている方へメッセージをお願いします。
田中さん 人と繋がりたくなる村だと思います。みなさんとてもフレンドリーで、移住者もすぐに受け入れてくれるので、人間関係で苦労したことはほとんどありません。官学連携の協定を結んでいる玉川大学の学生が頻繁に村に来ていて、その中の一人は新卒で玉川村の地域おこし協力隊となり活動しています。
空港があるからこそ外から人が来るということに抵抗がないのかもしれませんね。よそから来た人を大切にする気風があるような気がします。
玉川村に興味があるという方は、ぜひたまかわくらしサポートセンターにおいでください!
イベント紹介
南須釜(みなみすがま)念仏踊り
亡くなった親族の御霊を供養するために踊られる念仏踊りで、県の重要無形文化財に指定されています。まだあどけなさの残る少女たちによって踊られ、見るものを引きつけて離さない不思議な魅力にあふれています。
南須釜念仏踊り
日時:毎年4/3、8/14
会場:東福寺境内(福島県玉川村南須釡久保宿70)
その他のイベント
4月 南須釜念仏踊り
5月 春の福島空港祭り
8月 玉川夏祭り
9月 福島空港 空の日フェスティバル
11月 たまかわ産業まつり
※別のこおりやま広域圏わがまち魅力発見のページはこちら
こおりやま広域圏 わがまち魅力発見 先輩移住者インタビュー「新しいふるさとのココが好き!」
※この記事2024年10月に制作したものです。内容は取材当時のものです。