福島銘菓~魅力再発見!福島のソウル・スイーツ~

百年以上続く、老舗のお菓子

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お茶の間に当たり前にあったお菓子たち。
福島の「銘菓」って何でしょう?お茶の間にあったお菓子、お婆ちゃんの家で食べたお茶請け、定番の手土産…指折り数えればすぐ両手に余るほどです。いわば福島人が『食べて育った』身近で、よく知られたお菓子をピックアップしてみました。

変わらない味。進化した看板商品。
実は県内には、私たちが生まれる前から続いている老舗が少なくありません。ここで紹介しているのは、どれも百年以上続いている老舗ばかりです。古くからあるお菓子は、流行のカラフルなスイーツに比べたら味も見た目も素朴だけれど、どれもふいに食べたくなったり、ほっと安心できたりする味だと思いませんか。この同じ味を楽しみながら、ご先祖様や地元の偉人が仲間と談笑し、幸せを感じていたと思うと、悠久のロマンを感じます。
長く愛されるには、伝統の製法を守って手間を惜しまずに作っていたり、知名度に頼らず常に味を進化させていたりと、他に代え難い理由が必ずあります。食べる人を喜ばせたいという先人の信念を現代に生かして、新しいお菓子で人気が高いお店も。食べ馴染んだお菓子の良さを、ぜひこの機会に見直してみてください。

生どら焼き

生どら

生地の美味しさと独創性で大人気
「あんバター」「塩どら焼き」などの独創性と、しっとりキメ細かい皮で人気の「よしだやのどら焼き」。生クリームたっぷりの生どら焼きは、若い女性や子供にも大好評です。
生どら焼き 1個 130円(フルーツヨーグルトは140円)

よしだや(創業1958年)
郡山市本町2丁目23-15(本町本店)
Tel.024-932-2365
営/9:00~17:00
休/年中無休
※ほか郡山市内に2店舗

 

たまりせんべい

たまりせんべい

素朴でやさしい、大きな手焼きせんべい。
創業から変わらず、1枚1枚職人さんが手作り。昔ながらのレンガ窯を使い炭火で焼き上げます。かじるとパリっと歯ごたえよく、噛むとサクサクお米の風味。お店でせんべい焼きの体験もできます。
喜多方たまりせんべい 504円/コシヒカリたまりせんべい 588円

山中煎餅本舗(創業1900年)
喜多方市字一丁目4643
Tel.0241-22-0004
営/10:00~16:00
休/水曜
※お取寄 http://yamanakasenbei.justhpbs.jp

 

きんつば

きんつば

シンプルだけに素材の味が際立つ。
四角く整えた小倉あんに、小麦粉の衣をつけて焼いたシンプルなお菓子。平田屋のきんつばは、あんの粒感がしっかりしていて風味よく、もちもちの皮の食感も絶妙です。全国菓子博覧会では会長賞を受賞。小梅や豆が入った「開拓おこわ」も人気です。
1個 80円

平田屋(創業1899年)
郡山市池ノ台14-17(荒池公園店)
Tel.024-921-4194
営/9:00~6:30
休/火曜

 

いちご大福

だいふく

やわらかい大福の中からいちごがジュワッ。
丹波家が生まれたのは、なんと徳川家光将軍の時代。柿羊羹を看板に370年経った今、女性に大人気なのが「いちご大福」。柔らかいお餅の中には、やさしい甘さの白あんと、ジューシーないちごが丸ごと入っています。一口食べるといちごの果汁がジュワッと口中に広がる、至福の味わい。
1個 136円

丹波家柿羊羹本舗(創業1643年)
郡山市咲田2-9-2
Tel.024-933-2497
営/9:00~19:00
休/年中無休
HP/http://tadafuku.com/shop/tanbaya/

 

玉羊羹

ようかん

プルッと皮をむいて食べる楽しい羊羹。
二本松藩御用達の菓子職人として、江戸時代から続く製法を守る玉嶋屋。羊羹は今も薪を燃料に練り上げているそうです。楊枝でプチンと割って食べたり、吸い出したり、子供も楽しいお菓子。ハート型の桜・桃・小豆も大好評です。
5個入 480円

玉嶋屋(創業1845年以前)
二本松市本町1丁目88
Tel.0243-23-2121
営/7:30~18:50
休/無休
※お取寄 http://tamasimaya.com/

 

玄米パン

玄米パン

60年愛される、もっちり食感のパン。
覚えやすい「かめまん」の名前は、初代 亀三社長が始めたまんじゅう屋だから。玄米パンは二代目の時代に生まれ、60年間愛されてきました。しっとり&もっちり、他では味わえない食感。クセになります。
つぶあん・ごまあん1個 130円(こしあんも有)

かめまん(創業1919年)
須賀川市西川町46
Tel.0248-73-2751
営/7:30~19:00
休/年中無休
※お取寄 http://kameman.net/

 

くるみゆべし

くるみゆべし

くるみたっぷり、香りのいい伝承菓子。
良質のもち米を使って、古くから伝わる製法で作られるゆべし。 本醸造しょうゆの香ばしい生地に、たっぷり練り込まれたくるみがカリコリとした食感と香りを楽しませてくれます。全国菓子大博覧会で名誉総裁賞を受賞。
6個入袋 525円/12個入箱 1,050円

郡山銘菓庵 大黒屋(創業1958年)
郡山市中町14‐8
Tel.024-932-3517(代)
営/9:00~18:00
休/水曜
HP/http://www.koriyama-daikokuya.com/
※お取寄 http://www.kurumi-yubeshi.com/

 

ゆべし饅頭

ゆべし

福島古来の三角ゆべしは、一子相伝の味。
三角のゆべしは福島の伝統菓子。明治の初めに生まれたいずみやの「ゆべし饅頭」は、一子相伝の味として、現在の6代目まで受け継がれてきました。コシのある生地に包まれた餡は、北海道産”しゅまり”を使用。
1個85円

菓子処いづみや(創業明治初期)
本宮市本宮字矢来10-3
Tel.0243-34-2111
営/7:00~19:00
休/第2・4水曜
※お取寄 http://kasidokoro-izumiya.com/

 

ここのえ

ここのえ

お湯を注いで飲む、風流なお菓子。
百人一首の歌をモチーフにしたという、風流な和菓子。もち米に糖度99.9%以上の白ザラ糖と、柚子の蜜をからめたもので、お湯を注いでいただきます。ほんのり甘くて、ふわっと柚子が香る上品な風味。そのままポリポリ食べても美味です。
130g3本入(柚子・ぶどう・ひき茶) 1,575円

九重本舗奈良屋(創業1894年)
喜多方市塩川町新町1846
Tel.0241-27-2045
営/8:00~19:00
休/第1日曜・16日・26日

 

昭和生まれの福島らしいお菓子

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レベルの高い銘菓が地元から全国へ。
昭和生まれの福島銘菓は、伝統をお菓子で表現したり、地元素材を生かしたり、より”地元らしさ”が際立つものが多いような気がします。各地域で人気のお菓子は、人や情報の流れに乗って広がりました。全国誌で紹介されたり、コンテストで賞を獲るレベルの高いお菓子も。
ネットでお取り寄せもできますが県内それぞれの地域を訪ね、お菓子が生まれた歴史や文化と一緒に楽しむのも趣深いですよね。

Quichee’s【くいっちぃ】

くいっち

チーズ丸ごと!甘すぎない優しい味。
会津地域に限定出店し、地元の素材を使った菓子づくりで人気上昇の太郎庵。今イチオシの「くいっちぃ」は、チーズを練り込んだほのかに甘い生地で、チーズそのままを包んだ優しい洋風焼きまんじゅうです。
1個 94円/5個入箱 525円

お菓子の蔵 太郎庵(創業1950年)
会津若松市白虎町180-1(会津総本店)
Tel.0120-00-3267(本社)
営/9:00~19:00
休/年中無休
※お取寄 http://taroan.co.jp/

 

磐梯豆

まめ

昔ながらの手づくり豆菓子。
「豆菓子店をやりたくて修行を重ねた」という初代店主。20年前、満を持して生まれた磐梯豆は、コリッと歯ごたえの軽い素朴な味。四種類の豆を使い、無添加で仕上げてあります。
(白糖・抹茶・甘からなど7つの味)各1袋 262円

まめや(創業1969年)
郡山市鶴見坦三丁目1-14
Tel.024-922-4517
営/9:00~17:30
休/日曜

 

かすてあん 会津葵

かすてあん

会津藩に伝わるレシピを現代の銘菓に。
「かすてあん 会津葵」は、東洋と西洋の文化が融合した餡入りカステラ。原料を精選し、独自の製法でふっくら焼き上げました。創意工夫が認められ、1962年には科学技術庁長官の表彰を受けたとか。
5個箱入 1,100円

上菓子司 会津葵(創業1952年)
会津若松市追手町4-18
Tel.0242-26-5555
営/9:00~18:00
休/元旦
※お取寄 http://aizuaoi.com/

 

会津武者煎餅

せんべい

地元の人気を受けて復活。
「煎餅」と言っても、落花生の香りとポリポリの食感が楽しい厚焼クッキー。刀のツバの形が会津武士道精神を思い起こさせます。元のメーカーさんは廃業してしまいましたが、40年の歴史と地元人気に応えて復活しました。
16枚入 1,050円

オノギ食品(創業1974年)
会津若松市町北町藤室178-4
Tel.0242-22-1387
営/8:30~17:30
休/日・祝日
※お取寄 http://www.onogi.net/

 

じゃんがら

じゃん

こくのある甘さがクセになる人気菓子。
いわきの伝統芸能「じゃんがら念仏踊り」にちなんだお菓子。芳醇な小倉あんを、水を使わず焼き上げた皮でサンド。表面にコーティングされた砂糖の歯ざわりや、こくのある甘さがクセになります。
1個 180円/6個入 1,150円

みよし工場直売店(創業1949年)
いわき市平谷川瀬字明治町92
Tel.0246-24-3443(本社)
営/8:30~19:00
休/年中無休
HP/http://j-miyoshi.jp/

 

ままどおる

ままどおる青皿
ママ、ママ、ままどおる~♪の歌でお馴染みの「ままどおる」
ままどおるは、昭和42年(1967年)に販売開始。お母さんと子供のやさしいイメージで、バターを使った生地でミルク味のあんを包んだ焼き菓子です。
5個入420円(袋入)、6個入525円(箱入)※季節限定チョコままどおるもあります。

三万石
郡山市駅前2-2-13(郡山本店)
Tel.024-932-1661
営/9:00~19:00
※県内に21店舗、仙台に2店舗
※お問合せ…お客様相談室 0120-81-3059(9:00〜18:00)

 

※この記事はaruku2013年5月号に掲載したものです。価格は2013年5月時の税込価格となります。

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