猪苗代町

はじまりの美術館 企画展「あそビーイング」展

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「あそビーイング」とは、「あそび」と「ウェル・ビーイング」をかけ合わせた造語です。
「あそび」と聞いてどんなことを思い浮かべますか?わくわくするような楽しいイメージ?ものごとのゆとりや、余裕ということが浮かぶ方もいるかもしれません。

あそびは本来楽しいもの。創意工夫をしながら試行錯誤を重ね、その過程自体も楽しみます。誰かと一緒にあそぶこともあるでしょう。競うようなあそびでは、時にケンカをして、力加減や、痛みも知ります。「あそび」を人間活動の本質と考え、「あらゆる文化はすべてあそびの中から生まれた」、という学説を唱えた歴史学者もいました。

一方の「ウェル・ビーイング(Well-being)」はどうでしょう。「福祉」と訳されることもある単語ですが、近年よく目や耳にするようになった「SDGs(持続可能な開発目標)」の取り組みが広がる中、「持続的な幸せ」を意味するものとして使われ、改めて注目されるようになった言葉です。

そもそも持続的なしあわせとはどんなことでしょう。本展では「あそび」や「しあわせ」を手がかりに、6組の作家をご紹介。あそんだ後の心地よい疲労感に身も心も満たされるように、本展が、だれもが日々を味わうきっかけになることを願います。

(左)アトリエオモヤ《光であそぶ》2009年~
(右)安藤昇《ライオン》2009年


(左)飯野哲心《精霊馬ムーバー》2015年
撮影:石田宗一郎
(右)勝部翔太《無題》2011-2012年
撮影:高石 巧


(左)本間桃子《無題(ぐるぐる)》2015年~
(右)松岡 亮 exhibition/2007/calm&punk gallery
撮影:Ayano Robichon


※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、今後一部内容等が変更になる可能性がございます。

出展作家/アトリエオモヤ、安藤昇、飯野哲心、勝部翔太、本間桃子、松岡亮

主催/社会福祉法人安積愛育園 はじまりの美術館
協力/社会福祉法人 愛成会、社会福祉法人 愛知玉葉会 障害者支援施設 藤花荘、unico
後援/福島県、福島県教育委員会、猪苗代町、猪苗代町教育委員会、あさかホスピタルグループ

日時/2022年7月30日(土)~10月2日(日)10:00~18:00
※火曜休館
会場/はじまりの美術館(福島県耶麻郡猪苗代町4873)
チケット/一般 500円、65歳以上 250円、高校生以下・障がい者手帳をお持ちの方および付添いの方(1名まで)無料
お問合せ/0242-62-3454(はじまりの美術館)
HP/https://hajimari-ac.com/enjoy/exhibition/asobeing/

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