水道管の交換や新設で市民の生活の安心に貢献
エンドウでは、郡山市から指定を受けた上下水道工事の委託事業者の一つとして、老朽化した水道管の交換や新しい建物に引く水道管の新設、漏水などが起きた場合の緊急の工事などに対応しています。社歴21年目の橋本さんは、老朽化した大きな水道管の入れ替え・更新の現場を担当しています。近年、全国各地で水道管の老朽化が問題となり、大きな事故も発生していますが、橋本さんが手がけるのは、そうした事故を未然に防ぐための作業です。
水道管の多くは道路の真下に埋まっているため、大掛かりな作業となる取り換え工事は交通量の少ない夜中に行われます。1ヵ所の工事に1ヵ月単位、長い場合は半年単位で時間をかけるそうです。
一方、入社10年目の髙松さんは、大きな水道管から新しい建物へ上下水道管を新設する工事や、下水道の洗浄・清掃、カメラを使った水道管内の点検などの業務を担当しています。橋本さんとは違い、日々違う場所、違う工事に携わるそうです。基本的には日勤ですが、現場によっては夜勤が入ることもあります。
市民からの「ありがとう」の声が大きな誇りに
橋本さん、髙松さんそれぞれに、仕事のやりがいや魅力を聞いてみました。「最も記憶に残っているのは、東日本大震災後の復旧工事です。市内で多くの水道管が破損し、地震後2週間ほどは会社を挙げて昼夜を問わず復旧にあたりました。多くの方が水の出ない生活を強いられていましたから、“自分たちがやらなければ”という使命感を支えに頑張りました。作業中、市民の方からたくさんの感謝の言葉をいただき、あのときほど、この仕事を選んで良かったと感じたことはありません」(橋本さん)

橋本好康さん
「私も、市民の方かいただく感謝の言葉や応援の声が一番うれしいです。そのうれしさが大きいので、普段の仕事のなかで大変さを感じることはほとんどありません。郡山市のライフラインに携わることで市民の皆さんの日々の生活を支え、そのことによってやりがいが得られ、会社にも利益が生まれる。その循環に貢献できていることがやりがいです。」(高松さん)

髙松純一さん
自分の仕事が見知らぬ誰かの役に立っている。その誇りが、エンドウで働く人たちの大きなモチベーションになっているのです。
水道工事は手に職をつけ一生続けられる仕事
エンドウにはリーダーと数名のスタッフからなる班が5つあり、それぞれの現場で活躍しています。リーダーとして、どのようにスタッフと接しているのでしょうか。
「わからないことがあれば何度でも丁寧に教えるようにしています。ただ、成長するためには自分で考えることも大切です。すぐに答えを求めるのではなく、まずは自分で考え、それでもわからないときには気軽に聞きに来ていいよ、というスタンスで育成をしています」(橋本さん)
未経験の入社でも、日々の業務に真剣に取り組み技術を身につければ、年齢や社歴に関わらずリーダーになれる仕組みもあるそうです。事実、髙松さんは前職がトラックドライバーでした。
「何もわからないところからこの世界に飛び込み、3~4年目でリーダーになりました。指導して下さった先輩のおかげですし、もっと上手に工事ができるように、もっと信頼されるようにという気持ちが自分のなかにあったから、今の立場になれたのだと思います。これから私たちの仲間になってくださる方にも、そうしたスタンスで仕事に向き合って欲しいと思っています」(髙松さん)
普段は目立たないけど、絶対になくてはならない仕事。それが水道工事の仕事です。その大きな誇りを、お二人の話から感じることができました。Vol.6では、工事班のサブリーダーへお話を伺います!
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※この記事は2025年7月に制作したものです。内容は取材当時のものです。