秋はしっとりお酒を飲みたくなる季節。そこで、福島県のワイナリー4か所をめぐってみました。手間ひまかけて造られる農園や醸造所の見学、お楽しみの試飲など福島のワインを堪能してきましたよ♪

※飲酒運転・未成年者の飲酒は法律で禁止されています。ハンドルキーパーの方の試飲を控えたり、電車やバス、タクシーなど公共交通機関を利用しましょう。
※新型コロナウイルス感染症対策のため、見学内容など変更になる場合があります。

いわきワイナリー(いわき市)

美しい眺めに癒やされるテラスも人気。試飲や醸造所見学ツアーも楽しんで！

小さな森の奥に建つ素敵な建物が「いわきワイナリー ガーデンテラス＆ショップ」。農作業を通して、ハンディキャップを背負った人たちへの自立支援の目的からワイン造りへの取り組みを始めた『いわきワイナリー』は、ブドウの栽培から摘み取り、瓶詰め、ラベル貼りまで一貫生産しています。手作業で丁寧に造るワインは、いわきの太陽をたっぷり浴びたブドウの美味しさと、深い味わいにうっとり。働く皆さんの笑顔もキラキラ輝いていたのが印象的でした！

たわわに実ったブドウ農園。品種はブドウ10種。

テラス＆ショップでは、メルローなどの定番から、いわき産の梨を使ったスパークリングワインなど珍しいワインも販売。自然を臨みながら、ワインの試飲や買い物をゆったり楽しめます。

ブドウ畑や遠くには阿武隈の山並みを眺めることができるガーデンテラス＆ショップ。

ショップではワインのほか、チーズやおつまみを購入できます。

「いわき夢ワイン」は年間30種類を販売。1本1,100円～。

ふくしま逢瀬ワイナリー(郡山市)

ワイン、シードル、リキュール♪ふくしまの果実が美味しいお酒に

6次化プロジェクトとして2015年に誕生した郡山のワイナリー。県内産の桃、梨、リンゴ、ブドウなどのフルーツを使ったワインや果実酒の加工・販売を行い、フルーツ王国ならではのお酒が楽しめます。国際品評会で受賞したリキュールや、JR東日本の「四季島」で採用されたシードルなど、国内外の評価も高くてビックリ！ショップにはワイナリーの商品のほかに、おつまみや工芸品、雑貨なども並んでいるのでお土産選びも楽しいですよ♪

カフェも併設するショップ。ワインの試飲は1種類300円、2種類500円。
コーヒーやかき苺(9月末まで)なども人気！

見学はショップからのみ。醸造室のタンクやドイツ製の蒸留器も必見！

自分の家を意味する「おらげ」から名付けたワイン「ヴァン デ オラージュ(白・赤)各2,750円」。
さっぱりりんごのシードルもおすすめ。

ふくしま農家の夢ワイン(二本松市)

農家のみんなの夢が詰まった、二本松の小さなクラフトワイナリー

「自然豊かなこの土地に、疲れた心と体を癒やしに来てほしい」と願って立ち上げた里山に立つ小さなワイナリー。ブドウ畑の土づくりから、収穫、醸造、瓶詰めまで地元の農家のみなさんが一貫して仕上げた自慢のワインとシードルは、品種そのものの味わいがふんだんに感じられます。

ブドウ畑が一望できるワイナリーは、事前連絡をすれば見学も可能。醸造作業を見学できるかも!?

人気の赤ワイン「一慶 2,090円」。肉料理はもちろん、さっぱりとした煮物や魚料理など和食メニューにもぴったり！

FAX/0243-24-8172
メール/fukuyume@ivy.ocn.ne.jp

ワイン工房あいづ(猪苗代町)

小さなガラス樽で造られるワイン。オリジナルラベルのマイボトルもできる！

日本では数少ない醸造スタイルで、主に23Ｌの小さなガラス樽で発酵・熟成させてワインを造り、オープン以来14年目になる醸造所です。猪苗代町の山ブドウや会津若松市のピノ・ノワールなど、近隣の農家の方に栽培して頂いたブドウを使用。「自然回帰」をテーマに丁寧に造るワインは素材の力強さも感じられます。オリジナルのラベルも作ってくれるので記念日やプレゼントにいかが？

猪苗代駅から徒歩5分のワイン工房はアットホームな雰囲気が魅力！

左)美しく変化していくガラス樽で発酵中のワイン
右)猪苗代町の磐梯山麓産「山ぶどうスパーク 1,580円」