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大玉村

[aruku×こおりやま広域圏]伝統が息づく「古殿町」。町の神事や特産品を紹介します!

こおりやま広域圏(※)とarukuのコラボ企画!それぞれの市や町の「良いとこ」を17市町村と一緒にご紹介します。今回は、面積の約80%を森林が占める林業の町・古殿町。800年余続く神事「流鏑馬」や、樹齢約400年の「越代のサクラ」、老舗の酒造や醸造店があり、伝統が息づく町です。

※こおりやま広域圏とは?
郡山市、須賀川市、二本松市、田村市、本宮市、大玉村、鏡石町、天栄村、磐梯町、猪苗代町、石川町、玉川村、平田村、浅川町、古殿町、三春町、小野町の17市町村で構成される連携中枢都市圏のこと。

古殿八幡神社例大祭

迫力ある伝統の神事・笠懸と流鏑馬

笠懸・流鏑馬は福島県の重要無形民俗文化財に指定。町では例年春と秋に、流鏑馬行事の担い手育成&技術向上のための大会が開催されています。今年は10/7の宵祭りで開催!


例大祭で行われる奉納行事「流鏑馬」は、古式の盛装をした射手が馬を駆けさせながら3つの的を矢で射る伝統の神事。別当館に空高く矢を放つ「笠懸」も行われます。笠懸と流鏑馬は毎年10月の第2日曜とその前日に行われ、神社に奉納。およそ800年前の鎌倉時代より始まった人馬一体の武技は、今も昔も変わることなく受け継がれています。


古殿八幡神社
武芸・学問・安産のご利益があるとされる古殿八幡神社。境内には14本の杉の木と、樹齢約120年の大イチョウがあり、その力強い姿は圧巻。イチョウの紅葉の見頃は毎年11月上旬頃で、夜はライトアップも実施されます。

古殿八幡神社例大祭
日時/宵祭り:2023年10月7日(土)流鏑馬大会11:40、笠懸・流鏑馬15:30
本祭り:2023年10月8日(日)祭典行列10:00出発・10:30到着、笠懸・流鏑馬13:30・15:00
会場/古殿八幡神社(福島県石川郡古殿町山上古殿38)
お問合せ/0247-53-2465(古殿町商工会)

古殿杉

町の産業を支え続けてきた良質な杉


林業が盛んな古殿町のスギは、国産杉の平均より強度が高い(たわみにくく、曲げに強い)特徴を持ち、建築資材等に使われています。町では平成26年度から古殿杉を身近に使用してもらおうと、簡単にDIYが出来る木材キット「組手什(くでじゅう)」を生産。町役場など公共施設で使用され、ふるさと納税の返礼品にもなっています。

組手什で作ったボトルラック

古殿杉の大木をダイナミックに削る!


やぶさめアリーナを会場に行われる一般カービングショーと、チェンソーアーティストによるカービングショー。粗削りからみるみる繊細に作品を作り上げていく様をぜひ見てみよう!

チェンソーアート文化祭
日時/2023年11月4日(土)
会場/やぶさめアリーナ(福島県石川郡古殿町大字松川字横川82-1)
お問合せ/0247-53-4613(チェンソーアート文化祭実行委員会事務局)

三株(みかぶ)山頂富士見台

古殿町最高峰から夜景を望む!


空気が澄んでいるため、夜は天体観測に最適!


駐車場から舗装された登山道を20分ほど歩くと、山頂の三株(みかぶ)山頂富士見台に到着。標高842mの展望台からは福島空港や小名浜港、マリンタワーや太平洋、磐梯山なども望むことができ、夜は天体観測のスポットに。11月から2月頃の晴れた日の朝夕には、富士山を見ることができるかも⁉

※この記事はaruku2023年10月号に掲載したものです。内容は取材当時のものです。

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