先取りにより大学二次試験での点数格差を埋め難関大合格を現実に
―コース新設の背景を教えてください。
一番のきっかけは「悔しさ」です。例えば福島県立医科大学の場合、福島県立であるにもかかわらず福島県出身者の合格率は非常に低い状態が続いており、半数以上の学生は首都圏の中高一貫校の出身です。しかも、彼らは第2志望、第3志望で県立医大に合格しています。その状況を変えたいという想いがありました。
―そうした状況にあるのはなぜなのでしょうか?
県内の高校生と首都圏の中高一貫校の生徒の成績差は、共通テストではそれほど大きくはありません。差が出るのは、大学が個別に実施する二次試験です。首都圏の中高一貫校では、中学校で学ぶ内容をどんどん先取りし、中学2年生までに中学校の学びをすべて終わらせます。3年生で学ぶのは高校の内容です。なぜそうするのかというと、高校に入ってから共通テストに向けたインプットを始めたのでは、二次試験の対策をする十分な時間が確保できないからです。そこで生まれたのが、しっかり先取りをすることで二次試験への対応力を高める「先取り難関対策コース」です。「将来は医師になりたい」「この大学に行きたい」という明確な目標を持った生徒さんにぜひ受講してほしいと思っています。
数学・国語・英語の3教科に絞り講義と演習でステップアップ
―コースの内容を教えてください。
高校に入学してから成績の差がつきやすく、成績を伸ばすのに時間がかかる国語・数学・英語の3教科に絞り、中学1年生と2年生を対象に指導しています。週2日、1日3コマずつ受講し、1日は数学2コマ+数学の演習1コマ、もう1日は国・英1コマずつ+演習1コマで構成しています。数学のみ、または国・英のみで受講していただくことも可能です。どちらにも演習の時間を1コマ入れているのは、インプットした内容を棚卸しする時間を作り、「わかった」「できた」をリアルに感じながらステップアップしてもらうためです。
―学年の途中からでもコースについていくことは可能ですか?
もちろん可能です。ただ、どんどん先取りをしていくこのコースの特性上、なるべく早くスタートしていただくのが理想です。1学期中、または先取りの内容を集中的に復習する夏休みの講習会までに来ていただければ、十分に先取りのスピードに対応できます。各生徒には専属トレーナーを付け、二者面談や三者面談を重ねながら、学びの進捗やメンタル面をフォローしていきます。
―先取り対策難関コースをどう育てていきたいですか?
教育に関わる者として、生徒が「行きたい大学」を「行ける大学」に変えてあげたいと日々思っています。「福島だから」「中高一貫校じゃないから」といって難関大学や医学部への進学を諦めてほしくはないんです。多くの合格実績を積み上げてきた講師たちが皆さんの可能性を最大限に引き出しますので、「頑張りたい」という気持ちが少しでもあれば、ぜひ一度ご相談いただきたいと思っています。
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ベスト学院ハイステージ BHS本部校
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