サブリーダーはチームをマネジメントする存在
取材に応じてくれた大須賀さん(左)、冨樫さん(右)
年齢も入社のタイミングも近い大須賀さんと冨樫さん。大須賀さんは福島レッドホープスの選手から、冨樫さんは陸上自衛隊からの転身で、2人とも水道の知識ゼロからのスタート。大須賀さんが「作業のことはもちろん、仕事で使う道具の名前もまったくわかりませんでした」と振り返れば、冨樫さんも「自衛隊にいましたから体を動かすことには自信がありましたが、強みはそれだけ。最初は慣れないことの連続でした」と言います。
そんなときに頼りになったのが、リーダーの存在。5～6名のチームをまとめ、工事の現場を文字通りリードします。大須賀さんも冨樫さんもそれぞれのリーダーのもとで少しずつ知識と経験を重ね、今ではサブリーダーとしてリーダーを支える存在に成長しました。
では、サブリーダーとはどのような役割を担うのでしょうか。
「サブリーダーはチームをマネジメントする存在です。リーダーは現場の先頭に立って工事をどんどん進めていきます。その作業がスムーズに進むよう、リーダーをサポートするイメージです。工事に必要な書類を準備したり、工事が始まる前の日に近隣の住民の方に一軒一軒挨拶にうかがったり、工事の進捗を水道局に報告するための現場写真を撮影したりします」(大須賀さん)
リーダーを支え、リーダーの負担をなるべく減らし、現場をスムーズにまわしていくこと。それがサブリーダーの役割です。
一人の市民として“俺が手がけた”と誇れる仕事
では、工事の円滑な進行のために、大須賀さんと冨樫さんはそれぞれどんなことを心がけているのでしょうか？
「2日先を見込んで、どれだけ無駄を削れるかを常に考えています。今日の作業時間が余れば、その時間で明日の準備ができますし、残業を減らすこともできます」(大須賀さん)
「トラブルがあったときにどう対処すべきかを常に意識しています。備えがしっかりしていれば、突発的なトラブルが起きてもスムーズに対応できるからです」(冨樫さん)
取材に応じてくれた冨樫さん
仕事のやりがいについてもそれぞれに教えていただきました。
「直接聞いたわけではないのですが、この世界で大ベテランの当社の会長が、新しい工事のメンバーに私が入っているのを知って、“大須賀がいるなら大丈夫だ”と言ってくれたらしいんです。自分の仕事を会社がしっかり見てくれていることがわかってうれしかったですし、やりがいにつながりました」(大須賀さん)
「大きな仕事を終えたときに得られる達成感がやりがいになっています。工事が終わった後、自分が市民としてその現場を通るときに、“ここは俺が手がけたんだ”と誇りを感じます」(冨樫さん)
責任感と前向きな行動力があれば活躍できる
大須賀さんや冨樫さんに続く若い社員も活躍し始めているエンドウ。どんな人が活躍できる職場なのでしょうか？
「責任感を持って働ける人ですね。チームで作業しますから、自分が担当する仕事に責任感を持たないと、周りに悪影響を与えてしまいます。地域のインフラを支える意味でも責任感は必要です」(冨樫さん)
「わからないことがあれば積極的に聞くなど、自分から行動できる人は活躍できると思います。上下関係の厳しさはなく相談しやすい雰囲気ですし、社長とも年齢が近く、“若い世代で頑張っていきましょう”と声をかけてくれるので、前向きな気持ちで働けます」(大須賀さん)
共に土木工事一級の資格取得を目指すなど、互いに成長しながら会社を盛り上げる大須賀さんと冨樫さん。経験に関係なく、上司や仲間と支え合いながら技術を磨ける環境が整っていることが、2人の話から伝わってきました。
株式会社エンドウが単なる工事会社ではなく、社員一人ひとりの成長を応援し、共に地域のインフラを支える「共に成長できる仲間がいる会社」であることが感じられました。未経験からでも、市民の安全・安心を守るという社会貢献性の高い仕事に誇りを持って取り組める環境が、エンドウにはあるのだと思います。
＜＜前回記事
●未経験からでも年齢に関係なく活躍できる仕事～Vol.5 現場リーダー2人が語る水道工事の誇りとやりがい～「株式会社エンドウ」
※この記事は2025年12月に制作したものです。内容は取材当時のものです。
