最近注目の「土産土法」という言葉があります。土地で採れたものを地元の食べ方で食べるということ。農業大国福島なら、その楽しみも色々。今回は旬の「夏野菜」にこだわって、野菜が生まれる場所を見学し、地元の調理法を教えてもらいました。

万吉どん（郡山ブランド野菜）
風味がよく、加熱によって甘みが際立つ玉ねぎ。抗酸化作用に優れ、血液サラサラ成分として知られる「ケルセチン」が豊富な機能性野菜です。

グリーンスウィート（郡山ブランド野菜）
郡山ブランド野菜第１号。収穫間際には畑でも香るほど香り高く、甘みの強い枝豆です。ぜひ新鮮なうちに塩ゆでして食べてみて。

ハイカラりっくん（郡山ブランド野菜）
白い部分はもちろん、葉まで食べてほしい夏ネギ。薬味としても香り高く、加熱するとトロリとした甘みが絶品です。

ミルキースイーツ（郡山市）
甘みが強く、みずみずしいスイートコーン。茹でて美味しいのはもちろん、生でかじってもフルーツのような爽やかな甘みと果汁がはじけます。

サンシャイントマト（いわき市）
全国的にも日照時間が長いいわきで、たっぷり太陽を浴び、真っ赤に完熟したトマトです。栄養豊富で、甘くみずみずしい味わいです。

余蒔きゅうり（会津伝統野菜）
粉をふいたような武骨な姿からは想像できない、柔らかく濃厚な食味が特徴。きゅうり特有の青臭さがなく、種のまわりまで美味。加熱するとズッキーニのような食感が楽しめます。

会津丸茄子（会津伝統野菜）
つやつやと黒紫色に輝くような真ん丸の茄子。果肉はきめ細かく詰まっていて、焼いても煮ても、漬け物にしてもおいしくいただけます。

地もの夏ベジが買える店

三和町ふれあい市場（いわき市）

「三和ふれあい市場」は、農家のお母さんたちの笑顔があふれる直売所。味の体験に力をいれているとのことで、採れたて野菜や手作りの漬物などを試食し、お茶を飲みながら、日替わりで店頭に立つ生産者さんに野菜の食べ方や、家庭菜園について教えてもらえるのが魅力です。イベントではお母さん手作りの味も登場！

8月はトマトやナス、トウモロコシ、ねぎ、桃などが旬を迎えます。9月からは早くも大根や白菜、しょうが、リンゴが登場。毎月下旬にはイベントも開催。詳しくはHPをチェックしてね！

みらい百彩館 んめ～べ　JA伊達みらい（伊達市）

食育ソムリエさんが考案した、旬の野菜メニューの紹介を毎月開催。日程は「みらい百彩館 んめ～べ」のブログを見るか、電話で問合せを！9月には秋彼岸セールを開催予定です。国道4号からすぐの立地にある直売所「んめ～べ」には、毎朝、伊達市で作られた新鮮な野菜や果物が続々と運ばれてきます。広い店内にトマト、なす、オクラ、インゲン、桃、ぶどうなど旬の野菜や果物が並ぶ様は壮観。乳製品や海産物、花まで揃うので、毎日の買い物にも便利です！

農産物直売所「みりょく満点物語」（棚倉町）

レストランとミルクショップを併設する直売所。直売所には野菜や加工品などの「みりょく満点ブランド」を中心に安全・安心な地元産品が勢揃い。ハーフビュッフェ「山ぼうし」では新鮮な季節野菜のメニューや野菜を味わえます。独自のミルクプラントで加工された鮮度抜群の牛乳やソフトクリームも見逃せません！

※この記事はaruku2016年8月号に掲載したものです。