質預かりはいつの時代も庶民の味方!
小平質店 小平さん
Q1 質預かりってどういう仕組みなんですか?
質預かりでは品物を担保に現金を借りることができます。預かりの期限は3カ月間で、期限内に元金と質料(利息)を支払うことで返済が完了し、品物が戻ってくる仕組みです。
Q2 返済できなかったらどうなるの?
返済期間内に元金や質料を支払えなかった場合は、預けた品物は「質流れ」となり、品物の所有権は質屋に移ります。お金を返す義務はなくなり、質屋からの催促や取り立ても一切ありません。また、カードローンとは違い、信用情報に影響しないのも安心材料。質料を支払えば期限の延長もできるので、無理なく返済することができます。
Q3 質預かりにはどんなメリットがあるの?
「品物を手放さずにお金が借りられる」「審査なしで即日利用できる」「返済できなくても借金にはならず、催促や取り立てもない」など、様々なメリットがあります。日本では江戸時代以前から利用されてきた質屋は、確かな目利きとお客様に寄り添った査定が強み。初めてでも安心して利用できるお店も増えているので、気軽に頼ってほしいですね。
”手放さない”新習慣。質預かりの賢い使い方
質アキヤマ【Brera(ブレラ)】 秋山さん
Q1 無理なく品物を戻すためのコツはありますか?
返済期限は3カ月間ありますが、質料は1カ月ごとに発生するので、預けた品物を早めに出すことで質料を抑えることができます。また、元金を分割しながら少しずつ返済することも可能。質料も安くなり、預けた品物を戻しやすくなりますよ。同じ品物を何度も預けることができるので、できるだけ手放さずに返済するのがおすすめです。
Q2 他にどんな使い方があるの?
最近では、貸倉庫や貸金庫として質預かりを利用する方が増えています。質屋ではセキュリティが万全で、温度管理された状態で保管してくれるため、自宅でしまっておくよりも良い状態をキープできるのが魅力。借入金額を最低限にすれば、返済額もグッと抑えられます。また、“今すぐ手放さない断捨離”としての利用法も◎。思い入れがあるけれど使っていないバッグやスペースを取る楽器やゴルフ用品などを預けることで、本当に必要かどうかの見極めができます。再び必要になった時に引き出すも良し、思い切って流してしまうも良し。柔軟に対応できるのが魅力です。
質預かりの流れ
①品物を預ける
↓
②査定を行い品物に見合った金額を融資
↓
③<元金+質料>品物が戻る
↓
④<質料>返済期限を延長できる※返済義務は不要!
※この記事は2025年5月に制作したものです。内容は取材当時のものです。