浅川町の花火の歴史

花火の歴史を展示する「浅川町歴史民俗資料館」を見学。展示されていた実物大の二尺玉の迫力に子どもたちもびっくり!
鎮魂の祈りを込めて、花火とともに受け継がれる伝統
毎年8月16日に夜空を彩る「浅川の花火」は、江戸時代から約300年も続く歴史ある花火です。その起源は諸説ありますが、かつてこの地で起きた一揆の犠牲者を供養するためだったといわれており、以来、戦没者など、多くの命を優しく供養する大切な役割を担ってきました。
この伝統を支えるのは、荒町青年会と本町青年会の皆さん。運営や設営だけにとどまらず、会員は「煙火消費保安手帳」という資格を習得し、花火打ち上げも行います。

熱い思いで伝統の花火を守る荒町青年会会長・金澤さん
夏の慰霊花火には個人への感謝の思いが込められています。打ち上げ時にアナウンスされる故人へのメッセージにも耳を傾けてください。
また、花火を扱う際に危険を伴う作業もありますが町内の誇りである花火に携われることは幸せです。青年会の会員減少など、町の課題にも取り組みながら、しっかりと伝統を継承し、次世代へつなぎます。
地雷火、大工からくり、二尺玉、迫力満点の花火も!
慰霊花火のほかにも見どころは多く。両町の青年会による「大からくり花火」や手打ちで行う「早打ち」、城山公園で炸裂する「地雷火」、そして二尺玉の花火など、夜空を彩る花火の迫力は圧巻です。他所では見られない地雷火を一目見ようと町内外からも多くの人が訪れます。

当日は17時半に出発式が行われ、「大からくり」を作った両町の青年会の皆さんが町内を練り歩きます。連続天下される浅川町の滝は圧巻!
浅川町ではお盆だけではなく、年間の通じて花火が打ち上げられます。季節ごとに趣が違うので、ぜひ迫力を体感してください。
知れば知るほどおどろきっ! 浅川町の花火Q&A
伝統を受け継ぐ浅川町の花火。その舞台裏について「荒町青年会」の金澤会長にお話を聞くと、親子で「へぇ~!」と声が出る驚くことばかり!知れば知るほどばかり!知れば知るほど花火が100倍楽しくなる、浅川町の“花火の秘密”をご紹介♪
Q.春も秋も冬も花火があがるの?

A.春は満開の桜と楽しむ「夜桜花火」、夏は「浅川の花火」、秋は豊かな大地の恵みに感謝する「秋の刈上げ 豊秋花火」、冬は除夜の鐘ならぬ、「除夜の花火」と四季折々に花火が夜空を彩ります。
Q.地雷火って何ですか?

A.浅川の花火のクライマックスを飾るのが「地雷火」。町を見下ろす城山公園に掘られた穴に花火の球を置き、その場で点火するのが特徴。轟音とともに半球状に大きな火花が炸裂して迫力満点です。
Q.毎年、二尺玉があがるのは浅川町だけ?

A.浅川町は、二尺玉を打ち上げることができる会場です。二度咲き千輪や錦冠(にしきかむろ)など趣向を凝らした花火のスケールの大きさと息を飲む美しさは圧巻!何度見ても感動します。
2026年8月16日(日)、今年も「浅川の花火」がやってくる!

名物「地雷火」「大からくり」の打ち上げなど、打ち上げ総数は3,000発!ぜひお出かけください。
【打ち上げ時間】…19:00~21:00
※無料駐車場は町内の公共施設駐車場など
★8月15日(土)は18:00より「浅川納涼盆踊り」を開催。そちらも参加してね!
【会場】磐城浅川駅前
観覧会場
浅川の花火
福島県浅川町大字浅川字古語宮134 浅川町民グラウンド内
アクセス/JR磐城浅川駅より徒歩13分
※駐車場、車両通行止めの区間など、詳細はHPをご覧ください。
※この記事は2026年6月に制作したものです。内容は取材当時のものです。