レジャー
三島町

おしゃれで新しいスポットが増えている奥会津・三島町をぶらり。

柳津町のおとなり・三島町。古くから「会津桐」の産地として知られ、毎年6月上旬に開催する「工人まつり」は全国から150人ものものづくり工人が集まる町の一大イベントとなっています。只見川沿いにある山間の町には18カ所に集落が点在。そのうち、町の中心地・宮下地区と、温泉地として人気の早戸地区をめぐってきました!

つるのIORIカフェ

雄大なパノラマビューを背景に、
カフェ&温泉でゆるりと過ごす

「奥会津には素敵なカフェが何と多いことか!」今回の旅で私たちが発見した奥会津の新しい魅力です。その大きな理由が唯一無二のロケーションを誇ること。三島町にある「つるのIORIカフェ」もまさにそんな一軒です。目の前を流れる只見川と見渡す限りの緑に思わず息を呑んでいると、お店を切り盛りする小松さんが「本当に素敵な眺めですよね。1年中どんな景色でも飽きずに楽しめるんですよ」と話してくれました。ちなみに店内には音楽も流れていませんが、BGMは鳥のさえずりや虫の声。それが本当に心地よくて、田舎だからこその良さが確かにここにあることをしみじみ感じさせられました。

おむすび定食 700円

木の実カンパーニュプレート 850円

メニューごとに副菜まで細かく変える料理も絶品!お米とお水の美味しさがシンプルに伝わるおむすび定食(700円)、只見町のパン屋さんとコラボした木の実カンパーニュプレート(850円)。

まるごとブルーベリージュース 500円、くるみとレーズンとナツハゼのブラウニー 300円

SHOP INFO

つるのIORIカフェ

Googleマップ

大沼郡三島町大字早戸字湯の平888

    営/12:00~18:30
    休/水曜・木曜
    P/あり

    早戸温泉つるの湯

    只見川渓谷の絶景をもっと肌で感じたいならカフェに隣接した日帰り温泉施設へ。開湯1200年とも言われる源泉掛け流しのお湯は、古くから天然薬湯としても知られています。眼前に広がる絶景がさらに心も癒してくれるはず!

    SHOP INFO

    早戸温泉つるの湯

    Googleマップ

    大沼郡三島町大字早戸字湯ノ平888

      営/9:00~21:00(最終受付20:30)
      休/無休
      P/あり
      料金/日帰り入浴3時間600円

      Sampson【サンプソン】

      街なかカフェでいただく
      カフェラーメンがハイレベル!

      お店の名物は2種類のラーメン。つるの湯 温泉ラーメン(半人前400円)は、喜多方ラーメンの行列店で知られる「喜一」がプロデュース。シンプルだけど滋味深く、スープを飲み干したくなります。地元特産の会津地鶏を使った地鶏の鶏白湯ラーメン(800円)は、コクのあるスープが麺に絡んでクセになる!

      つるの湯 温泉ラーメン 半人前400円 ※写真は地鶏のチャーシュートッピング+250円

      鶏白湯ラーメン 800円


      お店がある宮下地区は、黒地に白が目を惹く屋号を掲げた建物がちらほら。屋号に注目しながら通りを歩いてみるのも楽しいかも!

      SHOP INFO

      Sampson【サンプソン】

      Googleマップ

      大沼郡三島町宮下居平12

        営/11:00~14:00(土日祝は15:00まで)
        休/木曜
        P/なし

        ゲストハウス ソコカシコ

        ディープな奥会津を知るの一番の近道。
        旅人と地元の人をつなぐゲストハウス

        「地域のハブになる場所をつくりたい」と2017年にオープンしたゲストハウス。オーナーの三澤さんは元々長野の出身。木工関係の仕事に携わっていた中、木工業が盛んな三島町を訪れたのが縁で移住し、今年で9年になるそうです。30年以上空き家になっていた古民家をできる限り自分たちでリノベーションした建物には、三島町への想いがそこかしこに。例えば、照明の傘は伝統的な編み紐細工でアレンジし、ふすまには地元の蓑が化石さながら漉き入れています。また、三島町の暮らしを体感できるだけでなく、三島町の人と直接交流できるのも「ソコカシコ」の醍醐味。居酒屋としても営業している週末夜には、地元の人も足繁く通い、距離の近さから不思議と輪が広がっていくといいます。節約旅をするだけでなく、ゲストハウスの楽しみは人との交流が密なこと。奥会津をよく知る一番の近道なのかもしれません。


        入った瞬間のこの土間の構図に一目惚れ!デザインやモノづくりに関心があったというだけあって、さすがのセンスに脱帽です。


        この日の料理は1ヶ月限定で愛媛から来ていた料理人さんのお手製。週替わりにコンセプトも変えていて、三島町の食材を使いながらあえて三島町ではなかなか食べられないようなものを提供しているのだとか。

        SHOP INFO

        ゲストハウス ソコカシコ

        Googleマップ

        大沼郡三島町桑原荒屋敷1302

          営/BAR営業 金曜・土曜17:00~22:00(Lo.21:30)
          休/日曜・月曜・火曜
          P/あり
          料金/1泊3,800円~

          ※この記事はaruku2019年8月号に掲載したものです。価格や内容は取材時のものです。

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