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郡山市

時代に合わせて進化を遂げてきた伝統の味「柏屋」”薄皮饅頭”のルーツに迫る!

今や福島を代表するお土産となった「薄皮饅頭」が誕生したのは、ペリーが黒船に乗って来航する1年前の嘉永5年のこと。創業者の初代本名善兵衛さんが「病に薬がいるように、健やかな者に心のなごみがいる」との思いから、餡がたっぷりで皮の薄い饅頭を考案したのが始まりだといいます。
以来、160年以上にわたって愛され続けてきた伝統的なイメージとは裏腹に、常に時代の最先端を取り入れてきた『柏屋』。たとえば、機械で餡を包む自動包あん機を50年以上も前の昭和38年に世界で初めて開発・導入。同じ年には、時代を先取りした冷凍食品の「フローズン薄皮」や、焼き饅頭独特の香ばしい風味をプラスした「やき薄皮」といったアレンジ商品も開発(昭和61年発売のつぶあんよりもかなり早いのにびっくり!)しています。他にも「東北で初めてコーラを販売」「全国初のカフェテリア方式のドライブインをオープン」など、意外なエピソードが次々と!開拓者の街である郡山らしく、新しいことにチャレンジし続けることで、伝統を進化させてきたのだと感じました。

・薄皮饅頭の代名詞でもある茶色の薄い皮。戦前までは白かったって知ってましたか?当時は一日で硬くなってしまっていたため、保水性の良い黒糖を加えることで現在の形に改良されたのだとか。

・しっとりときめ細やかなあんこの美味しさこそ、薄皮饅頭の真骨頂!甘い物が重宝された昭和の時代に比べて、トレンドに合わせて甘さや風味も進化しています。

・シンプルだからこそ飽きがこない薄皮饅頭。日本3大まんじゅうの一つです。

開成店では職人さんの実演による蒸したての薄皮饅頭も楽しめます。あんを包む手際の良さに見とれてしまいます。

蒸したばかりの薄皮饅頭の表面はつるつる。

網の上で湯気を抜くことでお馴染みの網目模様になるそうです。

子どもたちの詩を展示した「青い窓」。50年も続いている柏屋の取り組みで、懐かしさを覚える人もいるのでは?

SHOP INFO

開成柏屋

Googleマップ

郡山市朝日1-13-5

    営/9:00~19:00
    休/不定休

    ※この記事はaruku2020年3月号に掲載したものです。価格や内容は取材時のものです。

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