レジャー
檜枝岐村

尾瀬の自然と、歴史と文化が色濃く残る檜枝岐村ルートを歩く!

続いてarukuスタッフが歩いた会津トレイルコースは「檜枝岐村ルート」。福島の最西南に位置する檜枝岐村は、伝統の檜枝岐歌舞伎、山人(やもーど)文化が色濃く残り、温泉や川釣り、キャンプ場も点在。また、尾瀬国立公園や会津駒ケ岳、燧ケ岳登山の拠点として、全国からたくさんの人が訪れる一大レジャースポットです。


arukuが歩いたのは尾瀬沼を折り返し地点とする「尾瀬沼・会津沼田街道コース」と、街なかを歩く「集落めぐりコース」。「尾瀬沼・会津沼田街道コース」はまず御池からバスで沼山峠に行き、沼山峠~尾瀬沼~沼山峠~七入というルートで歩く予定です。村に前泊し、朝から夕方にかけて2つのコースを歩いてきました!

※事前の体調チェックを行い、写真撮影の際のみマスクを外しております。

8:30 御池駐車場から出発!


まずは「尾瀬沼・会津沼田街道コース」に挑むべく、車で御池駐車場へ。尾瀬の湿原周辺地域はマイカー規制されているため、ここからシャトルバスに乗り、沼山峠へ向かいます。8月末日だったこの日は、お天気にも恵まれ絶好のトレッキング日和♪秋の風を少し感じる涼しい気候でテンションが上がります。

9:00 沼山峠から尾瀬沼へ登山開始!



20分ほどバスに揺られ沼山峠に到着。ここからは歩いて尾瀬沼方面へ歩きます。案内してくれたのは檜枝岐村役場観光課の平野さん。「今は夏と秋の間で、人出が落ち着く時期です。見頃の花は少ないけれど、静かで最高ですよ」。


しばらく森の中の木道を歩きます。アップダウンはありますが、小さい子や年配の方も歩きやすそう。途中、見晴らしの良い沼山峠展望台でひと休みし、大江湿原へ向かいます。
尾瀬沼周辺では一番広い大江湿原に到着しました。木道周辺には秋の花が咲き、旅する蝶「アサギマダラ」の姿もありました!9月の中旬からは草紅葉が見ごろになり、一面オレンジ色の絨毯のように色づくそうです。


湿原をしばらく歩くと大江湿原のシンボル・三本カラマツが見えてきました。ビューポイントを目の前に写真を撮りまくるスタッフ。湿原一面にニッコウキスゲやワタスゲが咲き誇る時期はまさに別天地だそうで、季節によって表情を変える尾瀬に多くの方々が惹かれる理由がわかります。奥に見えるのは燧ケ岳の噴火によってできた尾瀬沼。折り返し地点が近づいてきました。

10:15 新尾瀬沼ビジターセンターに到着!



沼山峠からゆっくり歩いて約1時間半で「新尾瀬沼ビジターセンター」に到着。今年の7月にリニューアルオープンしたばかりで、せっかくなので館内を見学します。オープンして間もない館内はピッカピカ。パネルや映像展示で尾瀬の成り立ちや生息する動植物、環境保護について知ることができました。中にはホンドギツネの剥製や、ツキノワグマの毛皮も…!ビジターセンターではミニツアーや自然教室などイベントも開催しており、この日は山小屋宿泊者向けの夜の星空観賞会も。尾瀬の星空なんて絶対綺麗…!次回は尾瀬に宿泊かしら?

※イベントは人数制限や天候等により中止の場合あり。ビジターセンターの営業は11月1日まで。11月2日から来年の山開きまで休館。(閉館時期は気象条件により、予告なく早まることがあります。)

10:45 尾瀬沼で記念写真!


ビジターセンターを見学した後は歩いてすぐの尾瀬沼沼畔へ向かいます。東北最高峰の燧ケ岳(標高2,356m)をバックに記念撮影!尾瀬沼は燧ケ岳の噴火によってできた沼で周囲を3時間ほどで歩くこともできます。が、本日はここでお昼休憩をとり、来た道を戻ります。

11:00 民宿のお弁当でお昼タイム



お楽しみのお昼タイムは宿泊した民宿で注文しておいたおむすび弁当。卵焼きやイワナのさつま揚げなどが入って美味しそう~~~。曲げわっぱは檜枝岐村の工芸品のひとつで、このわっぱの素材には希少なネズコ(黒檜のこと。某マンガキャラではありません)を使っています。朝ごはんをおかわりしてきたにもかかわらず「いただきます!」と即かぶりつくスタッフたち。自然の中で食べるお結びは最高に美味しい!

13:00 沼山峠~七入を歩く


お腹が膨れたところで沼山峠まで戻り、復路は沼山峠から七入までの山道を歩きます。ここから七入までは尾瀬の木道に比べると傾斜がきつくなり、本格的な登山道に。尾瀬沼から流れる沢沿いの登山道を下りながら、七入駐車場まで約2時間の山道を歩きます。

山道の途中には、細かく分かれて落ちる落差20mの抱返ノ滝や、曲げわっぱの材料になったネズコの木、ブナ林など見どころポイントが点在。紅葉の時期は色とりどりの木々を見下ろしながらの歩きになるので、10月頃の紅葉時期は特にオススメだそう。沼田街道は、1600年に真田信之が沼田城から会津若松に行くために街道を整備したのが始まりと言い伝えられています。尾瀬の自然を眺めながらたくさんの人が上州~会津を行き来していたかと思うと、昔の人の健脚ぶりに感心するばかりです。

15:30 集落めぐりコースSTART!まずはミニ尾瀬公園でひと休み



駐車場を後にし、街なかに戻ってきました。ここで尾瀬の自然を模したミニ尾瀬公園にいき、オリジナルスイーツでおやつタイムを満喫します。選んだのは、甘酸っぱい山ブドウのジェラートやピューレをトッピングした「山ブドウジュレ(500円)」と、やさしい甘さのハチミツをかけた「トチミツジェラート(400円)」。疲れた体に染み渡ります。カメラマンはサンショウウオジェラート(サンショウウオの燻製/800円)に挑んでいました。

16:30 檜枝岐村の歴史と文化にふれる


集落の中心まで歩いたら、訪れたいのが「檜枝岐歌舞伎の舞台」と「歌舞伎伝承館『千葉之家』」。鎮守の森の中に設けられた舞台を眺めたあとは、伝承館を見学します。館内には歌舞伎の演目解説パネルや、代々受け継がれてきた衣装や小道具などが展示されており、村の伝統として、神事として、そして娯楽として270余年に渡って親しまれているんだなあと実感できます。伝承館前の顔はめパネルも、もちろん撮影してきました。
※奉納歌舞伎は毎年5月、8月、9月に開催。

17:00 橋場のばんば神・六地蔵に祈願


歌舞伎の舞台に向かう道沿いに、やたらハサミが備えられている所が…。「橋場のばんば」と呼ばれる神様像で水難から子供を守る神様として祀られたものですが、切れるor切れないハサミをお供えして「縁結び」と「縁切り」をお願いする場所でもあるそうです。また、お椀を頭に乗せることでどんな願いも叶うとされ、ばんば様の周りにはたくさんのハサミやお椀が山のように…。私も持って来れば良かった…。

集落めぐりコース最後のスポットは、国道353号沿いに立つ可愛らしい六地蔵。お地蔵様の衣裳は、村の人によって年に3~4回程度着せ替えられ、地域に愛されているのがわかります。最近では子宝、子育ての守護として参拝する方も多くいるそう。帰路の安全を祈願し、檜枝岐村のトレイルコースを終了しました!

16:30 温泉で汗をさっぱり


帰る前に汗を流してさっぱりしたい!と向かったのは村内3か所ある日帰り温泉施設の一つ「燧の湯」。ほんのり硫黄の香りを感じるしっとりしたお湯で、トレッキングの疲れを癒しました。ちなみに檜枝岐村は宿泊施設、個人宅関わらず全部の家に温泉が引かれています。なんて羨ましい!

温泉に入ってさっぱりしたarukuスタッフ一同。尾瀬の自然を堪能して、檜枝岐の文化に触れて、お参りスポットで祈願して…と、充実したトレイルコースを体験できました。集落めぐりコースは普段着でも散策できますが、尾瀬沼・沼田街道コースはしっかりと準備をして宿泊で行くのがおススメですよ。

尾瀬を歩く時の注意&マナー


尾瀬は2000m級の山々に囲まれた山岳エリア。しっかりとした登山用の服装と持ち物を用意しましょう。夏の時期は熱中症・日焼けに注意。春や秋はぐっと冷え込むため防寒具の準備も。スタッフは速乾性がある長袖&スパッツで調度よい服装でしたが、風が吹くと汗で体が冷えるため羽織れる長袖やジャケットは必須でした。

[トレッキング時の服装・持ち物(日帰り向け)]
・日除け帽子・日焼け止め・虫除けスプレー
・登山靴
・リュック(30L前後で腰ベルトがしっかりしたもの)
・お弁当・おやつ・飲み物(500ml×2本が理想)
・地図(山や湿原ではスマホが使いにくくなります。持ち歩ける地図の用意を)
・救急セット
・雨具(カッパ)
・クマ鈴

[尾瀬のルール・マナー]
*湿原保護のため、木道以外は立ち入り禁止。ストックや三脚を立てるのも厳禁です。
*尾瀬の中は基本的に右側通行です。坂道では登り優先を。
*動植物の採集は禁止されています。
*ゴミは全て持ち帰りましょう。
*公衆トイレはチップ制(1回100円)です。小銭の用意を。
*ペットの同行は禁止されています。
*尾瀬の山小屋はすべて予約制になっています。宿泊の際は必ず事前予約を。

会津トレイル檜枝岐村ルートの見どころについてはデジタルブックでも紹介!
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じっくり歩いて旅する、三島町・只見町・檜枝岐村の『会津トレイル』ってどんなコース?

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尾瀬檜枝岐温泉観光協会

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福島県南会津郡檜枝岐村字見通1155-1

    ※この記事は2021年9月に制作したものです。内容は取材当時のものです。

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