郡山で見つけた懐かしの昭和レトロな雑貨たち。福島・会津も。
世代を超えて人気が高まっている「昭和レトロ」。今回は郡山市を中心に、福島市や会津坂下町で昭和を身近に感じられる“レトロかわいい”雑貨や古家具・古道具を探しに出かけてみました!
目次
伏見屋ガラス店
ガラス扉から光が差し込み、ガラス製品が美しく輝く『伏見屋ガラス店』。1914年から続くお店を守りながら、リメイク家具やイベント開催など新たに挑戦し続ける4代目の三保谷さん。「昔から使われてきた古いガラスの味わいや温かみをつないでいきたい」と“今あるもの”を生かすことにこだわり、オリジナルも制作。未使用の昭和の食器やグラスも販売しています。
SHOP INFO
伏見屋ガラス店
福島県郡山市本町1-7-15
休/月曜、日曜、祝日
P/なし
※平日は留守にすることがあるため、事前連絡後の来店が確実。
雑貨ショップ hapeace【ハッピース】
昭和の家庭の食卓を彩った『アデリア』グラスのレトロポップなデザインをそのまま引き継ぎ、現代風にリメイクしたものが『アデリアレトロ』。代表的な花柄も復刻し、当時の魅力はそのままに今のライフスタイルでも使いやすいのが魅力です。おうち時間にもおすすめ!
山内屋商店
大正元年、会津坂下町に創業した『山内屋商店』。塩と砂糖の量り売りから商売を始めて、その後は生活雑貨や衣料品を取り扱うお店に。100年以上にわたり地元で愛されています。今回のお目当ては、店舗に隣接する蔵。こちらが“昭和レトロ”の宝庫なのです。
一歩足を踏み入れると、入口のレコードから昭和のディープな世界が広がります。昭和30~60年代を中心に、懐かしいキャラクターの文房具や生活雑貨、レコード、雑誌、制服、軍事ものなどが1階と2階に所狭しと並んでいます。
「1960年から2000年頃までは日本も裕福でさまざまなデザインのものをメーカーが出していました。今は売れ筋しか作らないし、薄くて軽量のものが多いですが、昭和のものは鍋や生地も厚くて丈夫。だから、きれいな状態で残っているし、遊び心のあるデザインも魅力です」と教えてくれたのは5代目店主の山内一成さん。
人気のフィルムカメラや消しゴム、旧車グッズなどコレクター注目のレアなアイテムや一点物も多く、遠方から出会いを求めて来店する方も。「人それぞれ思い出があるのでお客様から情報をいただくことも多いです」とうれしそうな山内さん。昭和レトロ雑貨も奥が深いようです。懐かしくてやさしい時間を過ごしながら、心ときめく出会いがあるかも。
OLD DAYS【オールドデイズ】
国内だけでなく、海外からも買い付けた古道具、古家具、レトロな雑貨が揃う『OLD DAYS』。「古い物には魅力があるので後世に残していきたい。長い時を経たからこそ、触っても、眺めるだけでも存在感があり、独特の味わいが感じられます」と話すオーナーのこだわりが詰まった店内。
木製の箱やキャビネット、テーブル、椅子、トランク、食器、電化製品など、おうちに置きたい素敵なアイテムがたくさん並んでいます。レトロなデザインのアイアンフェンスや木製のルーバーはお庭にもぴったり。何とも愛らしくて、ほっこりする昭和の”ちゃぶ台”にも一目ぼれ。細かい傷やシミ、角の丸みなどが豊かな表情を作り出しています。
ここで出会う古道具や古家具には、現代の暮らしにもすっと溶け込めるおおらかさと不思議な魅力があり、思わず時間を忘れて見入ってしまうほど。アイテムも豊富で日本の古道具が好きな人にはたまりません。店頭に展示しきれない商品は大型蔵庫に保管してあるので探し物がある時は相談してみて。古いものとの出会いは一期一会。心ときめく素敵なものと巡り合えますように。
※この記事はaruku2022年6月号に掲載したものです。価格(税込表記)や内容は取材時のものです。