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すぐにできる、賢いやりくりのヒントがたくさん♪ シンプルプラン 宍戸さんの知恵袋「結婚後の生命保険に隠れた落とし穴」編

ライフスタイルの転機でもある、結婚。女性に多いですが、入籍して姓が変わる方は免許証や銀行口座、クレジットカードなどの名義変更の手続きが大変だった…、という方も多いと思います。

では、独身時代に加入した生命保険の手続きはどうですか?実は、上記の項目よりも緊急性がないこともあり、加入している保険の変更手続きを後回しにしたまま忘れてしまっているご夫婦が結構多いんです。特に、名義変更の必要がない場合が多い男性はそのままの方がほとんど。これは要注意!そこで、生命保険でやるべきことを順に説明します。

①お互いの生命保険の内容を確認


まず、加入している保険の補償内容をお互いに把握することからはじめましょう。ご夫婦で補償内容を確認し合うことで、今の自分たちの生活に見合った保険なのかどうかも再確認できます。書類はあるけれど補償内容がよくわからない、そもそも保険未加入という方は、ファイナンシャルプランナー(FP)に相談をオススメします。

②死亡保険受取人の変更

生命保険の加入時に決めた死亡保険受取人は、独身の方だとご両親のどちらかにしている場合がほとんどです。そのままで万が一の場合があり、親が保険金を受取った…となると、その後で配偶者に渡そうとしても余計な税金がかかってしまいます。そのため、配偶者へ確実に保険金が渡るよう、早めに変更しましょう。

③指定代理人の変更

指定代理人とは、加入者自身が入院等で保険金請求ができない場合、代理で各種手続きを行える人のことです。こちらも②と同様に万が一に備えて早めに変更しましょう。

④生命保険の引落口座の確認


引落口座が親名義の口座、という方は、ご両親と相談して変更するか否かを決めましょう。また、結婚を機に家計の口座を持ち、そこからの支払いにする場合には変更が必要になります。ちなみに、家計口座で家賃、水道光熱費、携帯電話の料金等とあわせて保険料の支払いもまとめると、家計簿をつけなくてもある程度の毎月の支出が把握できて便利です。

ここまでできると、さらに安心!
将来設計(ライフプランニング)で将来像を確認


生命保険の補償内容を確認する際に、自分たちの将来についても一緒に考えることも実はとても大事です。ほとんどのご夫婦が、3年後・5年後・10年後・20年後…について、お互いどうなっていたいのか考えていないか、考えていたとしても相手には伝えていない場合がほとんどです。改まって伝える機会を作らないと難しいかもしれませんが、夫婦で同じ将来像を持つことがその後の節約や貯蓄に効果“大”です。具体的なビジョンがある方が、お金の無駄使いが減り目標達成が早くなりやすいんです。話し合うことでお互いの意外な家族感や、将来像について気付くこともできますよ。

とはいえ、どういう話をしたらいいのか、そもそも改めて話すのもなんだか気恥ずかしい…という場合は、FPに相談しながら話すのも良いと思います。お互いの話をFPが第3者の立場から聞くことで、自分たちが気づいていないリスクや課題の解決策も含めたアドバイスやヒントをもらえるかもしれません。夫婦の話し合いの場として頼る形もアリです!

生命保険の手続きは、ご夫婦のライフプランを考えるチャンス!自分たちで先のお金のことを考えるのが難しい方こそ、ぜひ私たちを頼ってみてくださいね。

お話をうかがった人


シンプルプラン代表 宍戸健一さん
地元で20年以上ファイナンシャルプランナーとして各種相談を受けてきた豊富な知識と経験を活かし、家計に関する様々な“知らなきゃ損する”情報をわかりやすく伝えます。保険や投資のように、よくわからないけれど、相談してわからないまま流されるのも不安…という悩みも親身に寄り添います。

[保有資格]ファイナンシャルプランナー、相続診断士、日本学生支援機構認定スカラシップ・アドバイザー(令和3年10月1日認定)

シンプルプラン・宍戸さんの無料相談会

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※この記事は2022年12月に制作したものです。

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