レジャー
会津若松市

冬の奥会津とJR只見線を満喫!1/21開催モニターツアーレポート

主催:福島県只見線管理事務所 企画・運行:会津乗合自動車株式会社

2023年1月21日(土)に開催された奥会津モニターツアー。約10名の参加者とともに、arukuスタッフも同行させていただきました!奥会津の話題のスポットを周りながら昨年全線再開したJR只見線に乗車できるとあって、募集開始早々に満席になってしまった今回のツアー。一度は味わいたいグルメや冬の時期しか見られない景色、貴重な蒸留所見学など、その様子を詳しくレポートします。

8:30 会津若松駅を出発


集合はキンと冷えた朝の会津若松駅。郡山市や二本松市など中通りから来られた参加者の皆さんが、続々とバスに乗り込みます。ご夫婦や、お1人で参加される方もおり、皆さんこのツアーをとても楽しみにしていた様子。予定より少し早く会津若松駅から出発し、途中「道の駅 会津柳津」で休憩を挟みながら、只見町に向けて雪の奥会津へ走ります。


車内ではバスガイドさんが、只見川は弘法大師より名づけられたという由来や、霧幻峡の渡しの歴史やオススメスポット、三島の編み細工や沼沢湖の魅力、JR只見線の豪雨災害からの復興の歩みなど、出てくる話が実に興味深いコトばかり!車窓の景色に目を向けると、次第に雪が深くなっていき、福島県の最西端・只見町に近づいてきたな~と実感します。

10:45 ランチは只見町の名物「鮎」を使ったわっぱ飯


只見駅近くのお食事処「まほろば」に到着。ちょっと早めの本日のランチはこちら!鮎の開きと山菜をのせたわっぱ飯。ふたを開けた瞬間、炊き込んだごはんの香りがふわ~~~っと立ちのぼり、香りから既に美味しい!中通りから参加された方は、「わっぱ飯は私の住む地域ではなかなか食べられないから嬉しい」と、夢中でご飯をかきこんでいました。ごはんの後は隣にあるお菓子店「三石屋」に寄って、パンやプリンなどをお土産やデザートに購入する方も。

12:00 只見の新ブランド品!ねっか蒸留所を見学


ランチの後は“日本一小さな蒸留所”と謳う「合同会社ねっか」へ。要予約制の蒸留所内を見学できる(土日は予約がなかなかとれない)とあって、ここをお目当てにしていた参加者の方も多くいらっしゃいました。「只見のお米を使った、真の只見のお酒を作りたかった」-そう語るのは代表の脇坂さん。空き家を譲り受け、リノベーションした事務所や、発酵ならではの甘い香り漂う蒸留所、蔵などを案内していただきながら、この蒸留所が誕生した経緯や米焼酎「ねっか」の特徴、そしてねっかに託す思いなどをお話されました。


日本での酒造業界に参入する難しさや、設備の準備、地元の米作りの継承など、様々な課題に取り組みながら知名度を全国に押し上げた「ねっか」。最近は常温にしても味・香りが変化しない日本酒の製造方法を生み出し、特許を取っています。お話を聞けば聞くほど「奇跡のようなお酒だなあ」とみなさん感心しきり。最後は試飲と、お買い物を楽しみました(arukuスタッフも)。

14:00 只見駅に到着・JR只見線に乗車!


ねっかを見学した後は、いよいよJR只見線に乗車。乗車する区間は、2022年10月に再開した只見~会津川口駅間。2011年の豪雨災害で被害を受けた橋梁や線路も復旧し、今や全国から鉄道ファンが乗車しに訪れています。この日は、車内販売・車内ガイドがあるおもてなし企画の日!スタッフさんによる只見線沿線の見どころや復旧ポイントなどお話を聞きながら、只見川や蒲生岳、沿線の集落など車窓の景色を楽しみました。


乗車前に立ち寄った只見駅前の新スポット「只見駅広場」。只見町の工芸品を始め奥会津のお土産がたくさん並び(ねっかのどぶろくもここだけで販売!)、只見名物のマトンケバブを提供するカフェなどがあります♪この建物の裏では、2月に開催される「只見ふるさとの雪まつり」の準備が真っ最中でした!


写真はツアー参加のみなさんと、参加者の方が描かれたスケッチ(上手!!)。

会津川口駅に到着後は、再びバスに乗り込み一路、会津若松駅へ帰ります。参加した方からは「再開してからずっと乗ってみたかった只見線に、素敵な雪景色を見ながら乗れて楽しかったです」「東京でも有名になったねっかの凄さを実際に感じられた」「雪景色もステキですが、春や秋もぜひ来たい」との声が。モニターツアーを通して、奥会津の魅力をさらに感じたようでした。

会津バスでは冬の奥会津を巡るバスツアーを土日祝日運行中!(2023年3月21日まで)
「奥会津を巡る旅。」

只見線ポータルサイト
https://tadami-line.jp/

※この記事は2023年1月に制作したものです。内容は取材当時のものです。

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