①開拓者の群像
開成山公園のシンボルタワーの下に、中條政恒、阿部茂兵衛、大久保利通、開拓者ら安積開拓を象徴する人物の群像が配されています。原野の生きた動物たちの姿も描かれ、安積疏水をイメージした水路が流れ、「安積原野の開拓はこの地より創まる」とのレリーフがはめ込まれています。
②入口モニュメント
開成山大神宮側入り口の脇にある左右の白いモニュメント。じつはこの2つを合わせると、郡山市章の形になるのです!
③橋本東泉翁寿碑
安積疏水事業において候補地の測量を行った、数理測量学者・橋本東泉とその門下生の功績を遺す記念碑。
④馬頭観世音
昭和31年まで競馬場があった開成山公園。昭和8年に、馬の安全を祈願し建てられたと思われます。塔の下には石枠があり、この辺りに観覧席や切符売り場などがあった名残でしょうか?
⑤復興の折り鶴(開成二丁目公園)
この鶴はニューヨークの世界貿易センター跡地から回収された鉄鋼で製作されたもの。東日本大震災からの復興を祈念し、911家族会とトリビュートセンターから贈られました。
⑥開成小僧(水・緑公園)
水・緑の公園内に佇む子どもの像。子どもたちの公園探検でも人気の像です。
⑦枯桑の標
開拓者の群像を制作した、湖南町出身の彫刻家・三坂耿一郎作のブロンズ像。枯桑はかつて養蚕が盛んだった郡山を表していると思われます。
⑧二つの水橋(水・緑公園)
郡山の発展の基礎となった、安積疏水を立体的にイメージしたモニュメント。5月~9月はこの水路から水が流れます。
⑨久米正雄句碑
開成山で青春時代を送った文豪・久米正雄の句碑。碑に書かれた「松柏の嵐の底や返り花 三汀」の三汀とは正雄の俳号。
⑩宮本百合子文学碑
開拓の父と呼ばれる中條政恒を祖父に持ち、幼少期と晩年は開成山で過ごしたプロレタリア作家。昭和51年に市民有志と全国愛好者の基金で建てられました。
⑪演説台
そんなところに?あるのが五十鈴湖デッキ西側、BBQガーデン近く(トイレ前方)にある演説台。郡山西ロータリークラブより寄贈されました。
由来やエピソードを知ってから園内を歩いてみると、また違った魅力が感じられ、お散歩がもっと楽しくなりますよ!
※この記事は2025年冬に発行した季刊誌「開成山日和 Vol.2」の内容です。情報は制作時(2025年1月)のものです。
開成山公園
お問い合わせ/〈指定管理者〉開成山フロンティアパートナーズ
福島県郡山市開成1丁目5
TEL/パークセンター(受付時間/8:30~17:15)※12/29~1/3除く
P/開成山公園西側駐車場(国道49号側)0:00~24:00※夜間(22:00~翌朝5:00)は入場できません