あぶくまロマンチック街道(通称:あぶロマ)とは?

2003年、田村市・川内村・浪江町・葛尾村・飯舘村の5市町村が協議会を立ち上げたことをきっかけに誕生した「あぶくまロマンチック街道」。その名は、中世の街並みや美しい古城が並ぶドイツ南部の観光街道「ロマンチック街道」に由来しているのだとか。手つかずの自然やのどかな田園風景が広がるあぶロマ沿いの景色には、どこか懐かしさと優しさがあり、名前通りの趣があります。また、郡山・福島・いわき・白河の主要都市から車で約1時間というアクセスの良さも魅力!寄り道や立ち寄りスポットも豊富で、地域の新たな観光資源として注目を集めています。
あぶロマ旅➀花と食を楽しむ飯館の拠点

飯舘村の玄関口として親しまれている道の駅『までい館』。館内に入ると、天井から吊るされた色とりどりの花々が出迎えてくれ、思わず写真に収めたくなる空間が広がります。直売コーナーには、飯舘の特産である花をはじめ、新鮮な野菜や村ならではの加工品がずらり♪また、食堂で味わえる個性豊かなメニューにも注目です。黒毛和牛を使ったハンバーグが贅沢にのったカレーは、専門店顔負けの本格派!長崎ちゃんぽんや伊勢うどんなど、県外グルメを楽しめるのもユニークな魅力です♪屋外にはドッグランや子ども向けの屋内遊び場もあり、家族連れやペットとの旅にもぴったり。買い物も食事もレジャーも楽しめる飯舘旅の拠点として、まず立ち寄りたいスポットです。
あぶロマ旅②飯舘のお土産を届けるお菓子工房

『菓子工房cocitto(コチット)』は、“飯舘のお土産を作りたい”という思いから生まれた小さなお菓子屋さん。店内には焼き菓子を中心に10種類以上が並び、地元の夏はぜやえごまを使ったガトーバスクやカヌレなど、個性豊かなラインナップが人気です。毎日焼き上げるシュークリームも定番の一品で、注文に応じて誕生日ケーキなど特別なオーダーにも対応してくれます。地元の人にとっては手土産に欠かせない存在であり、旅人にとっては“までい”の心を感じられるひと休みスポット。素朴でやさしい甘さが、訪れる人をほっと和ませてくれます。
あぶロマ旅③五感で癒されるキャンドル工房

花の村・飯舘らしさを生かしたボタニカルキャンドルの専門店『工房マートル』。店内には、四季折々の草花を閉じ込めたデザインや、香りのブレンドで村の情景を表現したキャンドルが並びます。火を灯すとやさしい香りが広がり、たき火のようにパチパチと音が響くのも魅力のひとつ。まさに五感で味わう癒しのアートです。さらに、ワークショップでは好みの花を選んで自分だけのキャンドルを作ることができ、旅の思い出やギフトにも大人気!自然と調和した暮らしを映すような作品がそろう素敵な工房です。
あぶロマ旅④学びと交流が広がるクリエイティブ空間

『図図倉庫(ズットソーコ)』は、かつてのホームセンター跡地を改装して誕生した多目的スペース。月に一度、巨大スクリーンで映画上映会などの文化イベントが開催されたり、シェアオフィスやワーキングスペースが整備されたりと、地域の交流拠点として活用されています。また、フィールドミュージアムで環境世界について学べるのも大きな特徴。宇宙の誕生から飯舘村の歴史や未来までをアートと学びで体感でき、放射線調査のデータや土壌サンプルも公開されています。今後はカフェやグリーンショップの開設も計画中で、ますます進化する飯館のクリエイティブスポットから目が離せません。
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あぶロマ旅⑤泊まって触れる、飯舘の暮らし
ゲストハウスCOCODA(ココダ)

泊まりで楽しめばもっとディープな体験が待っている飯館のあぶロマ旅!おすすめは、村の人と交流しながら飯舘の暮らしをリアルに体感できる『ゲストハウスCOCODA(ココダ)』です。農作業やホップ収穫などの体験プログラムが用意され、地域とつながる滞在が楽しめます。さらに敷地内にはドッグランやキャンピングカーのまま泊まれるRVパーク、BBQサイトなども整備。2025年秋にはカフェがオープンし、宿泊者以外も気軽に立ち寄れる場へと進化♪温かな人との出会いが旅を彩ります。
宿泊体験館きこり

快適なプライベート空間で飯館の魅力を満喫したい方には『宿泊体験館きこり』が◎。農業研修生の拠点としても活用される設備の整った宿泊施設で、木の温もりが漂う客室のほか、広々とした大浴場や岩盤浴も備えています。さらに、隣接する「村民の森あいの沢」にはオートキャンプ場も完備。キャンプと宿泊を組み合わせたアウトドアな滞在も楽しめます。自然に包まれた環境でリフレッシュしながら、“までい”なひと時を楽しんでみて♪
あぶロマ旅⑥飯舘の自然美に出会う絶景ルート

飯舘の魅力を語るうえで欠かせないのが、四季折々に姿を変える絶景スポットです。『はやま湖』は緑に囲まれた静かなダム湖。春の桜に夏の緑、秋の紅葉と、季節ごとに異なる表情を見せてくれます。花火大会が開かれたりバス釣りの名所として人気だったりと、様々な楽しみ方ができるのも魅力!また、『長泥の桜展望台』は、まさにあぶくまロマンチック街道に位置するビュースポット。九十九折の山道に桜並木が咲き誇り、天気が良い時には太平洋まで望める見晴らしの良さも自慢です。この先の区間は道が狭いところも多いため、十分に注意しながら訪れてみてください。
地元の人に聞いた、あぶロマと川内村の魅力

大槻美友さん<工房マートル>
飯館村との出会いは、地域おこし協力隊の活動がきっかけ。小さい頃から花が大好きで、自然に囲まれた村の環境がとても居心地良かったんです。飯館村に移住してきた当初は、フレコンバッグも残っていて、夜は道が真っ暗…。不安になることもありましたが、今ではその静けさがかえって落ち着くし、制作に集中するにはぴったりだと感じています。暮らすほどに人の温かさや土地の魅力を感じて、思い切って家も買ってしまいました!
観光地としてはまだまだこれからですが、新しいお店も少しずつ増えていて、いつかは那須や軽井沢みたいにたくさんの人が集まる場所になる可能性を感じています。あぶロマは、そんな飯館での暮らしに欠かせない道のひとつ。飯館を訪れる人がもっと増えてくれたら嬉しいです。
※この記事は2026年2月に制作したものです。価格(税込表記)や内容は取材当時のものです。