輝く瞳の子ども一人ひとりの個性を伸ばし、豊かな感性と表現力を育む

ゆるい坂道をのぼり、樹木のアーチを抜けると、子どもたちの元気な声があふれる可愛い園舎が迎えてくれます。1966(昭和41)年に創立した幼稚園は、たくさんの園児と教職員がともに笑い、真摯に幼児教育に取り組んでいます。注目すべきは、自然を感じる広い園庭やカラフルな遊具、快適に過ごせる園舎など、恵まれた環境のもとで子どもたちがのびのびと豊かな感性を育んでいること。教育目標に「山あり坂ありの園庭で元気に育つ子どもたちを信じて　対等に、真剣に」を掲げて子どもたちを見守る教職員の皆さんの思いが子どもたちにしっかりと届き、自主性を育みながら集中力や友達への思いやり、豊かな感性や表現力を身に着けています。「富田幼稚園はとても楽しかったので自分の子どもも入園させました」と話すたくさんの卒園生たちの笑顔から、一生心に残る充実した園生活が伝わってきます。

園長先生からのごあいさつ

子どもたちは、緩急のある坂道をのぼり、樹木のアーチをくぐり、広々とした園庭とカラフルな遊具、季節の花々が咲く丘の上の園舎で園生活を送っています。富田幼稚園の創立者は、年々体力が低下する子どもたちを見て、足腰が丈夫で体力のある強い心を持った元気な子どもを育てたいと願い、起伏のある緩い坂をあえて活かし、木々も茂ったままの自然に近い状態の土地に園舎を建てました。
遊びの中から、歩く・もぐる・かくれる・走る・座る・跳ぶなどの動作を習得できるバランスのよい体づくりを進めています。さらに毎日の保育については、子ども一人ひとりがその個性を十分発揮し成長できるよう、主体性と集中力が身に付く総合的なカリキュラムによる教育を行っています。

教育目標

「山あり坂ありの園庭で元気に育つ子どもたちを信じて　対等に、真剣に」

目標を達成するために5つの重点を掲げています。
①人の話はきちんと聞ける
②物事に集中して取り組める
③仲良く遊べる
④感性と豊かな表現力
⑤楽しく何でも食べる

特に「感性と表現が豊かな子ども」の育成では、絵本や作品づくりを通して創造性や表現力を育てるほか、さまざまな楽器に触れながら音感やリズム感を養い、豊かな情操を養っています。保育はよい環境の中での日々の積み重ねが最も重要です。子どもたちが集中して一生懸命活動に取り組み、がんばっている姿を何より大切にしています。年間を通して専門のインストラクターによる体操教室やスイミング、ネイティブ・ティチャーによる英語遊び、専任講師による音楽指導などいろいろなことにチャレンジする機会を設けています。
また、楽しく音やリズムで遊び、その延長として一斉に歌ったり、楽器を鳴らしたりすることは、集団生活の中での育ちに深くかかわってきます。幼稚園の子どもたちにとって音も大切な環境のひとつと捉え、音楽への興味や関心を高めています。

富田幼稚園の特徴

富田幼稚園では園行事のほかに、さまざまな機関や人々と連携して子どもたちの創造力を育む活動を行っています。その一例として、東京芸術大学と連携したダイナミックな造形活動があります。震災後、東京芸術大学の支援で園児の感性や想像力を育むことを目的に行った活動「ネスト」では、クモの巣の映像を視聴し、作品のイメージを膨らませた後、想像力から生まれた巣を実際に子どもたちが園庭の木や遊具に毛糸を幾重にも張り巡らせ、約100ｍにも及ぶ巨大なクモの巣アートを完成させました。ほかにも、子どもたちの感性を育む機会が多く、幅広く本物にふれる豊かな環境が整っています。

1日のスケジュール

年間行事

富田幼稚園の基本情報

※データ等の数字や基本情報等は2020年9月現在のものです。