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福島県の政治家・根本匠氏ってどんな人物?その実績とこれからの思いに注目!

いよいよ衆院選。このコロナ禍で日常生活がすっかり変わり、子どもの将来、今後の日本まで不安を感じてしまう日々ですが、そんな時こそ、しっかりと代表者を選ぶ目が必要ですよね。福島2区を地盤とする根本匠氏の実績や人物像をクローズアップしていきます。

どんな人物?政治家としての信条を教えて!


根本氏は郡山市咲田生まれ。赤木小学校、郡山第五中学校、県立安積高校を卒業後、東京大学経済学部に進学し、建設省(現・国土交通省)へ入省した経歴を持ちます。その後、1993年に衆議院議員初当選し、復興大臣、厚生労働大臣を歴任。国会議員として現在まで数々な政策に携わってきた人物です。

そんな根本氏の信条は「使命感と情熱、そして実現力」を常に持ち、政治家が率先して「決断し、実行し、責任をとる」ことだそう。実現可能な政策を提案し、各省庁や自治体などあらゆる人々を動かす=国を動かすことになる政治家の役割。建設省の官僚として、国の政策にも長きに渡って携わってきた経歴を持つ根本氏は、衆議院議員初当選から“即戦力”として20年後、30年後の福島を見据えたまちづくりを築き上げてきました。

これまでどんなことをしてきたの?

厚生労働大臣や復興大臣を歴任してきた根本氏ですが、建設省時代からを含め長きにわたって「まちづくり」に力を注いできた氏のこれまでの実績を見ていきましょう。

①子どもたちの健やかな成長のための「子ども元気復活交付金」

2011年に起きた東日本大震災による原発事故の影響で、十分に運動をする機会が減少してしまった福島県の子どもたち。「体を思い切り動かせる場所を作らなければ」と、根本氏が復興大臣就任後、先ず創設したオリジナル施策が「子ども元気復活交付金」でした。県内に「運動施設の整備」64施設(屋内30施設、屋外34施設)、「遊具の更新」を644箇所、さらに9市町村で「運動施設整備と一体的に行うプレイリーダー養成等のソフト事業」を実施し、子どもたちが遊べる環境を整備。


具体的には郡山市の「郡山しんきん開成山プール(上の写真はオープン記念式典の様子)」を始めとする屋内外運動施設や、二本松市の「二本松しんきん城山プール」、本宮市の「プリンス・ウイリアムズ・パーク」「まゆみアリーナ」、大玉村の「大玉村民屋内運動場」などが挙げられます。


復興大臣退任後は厚生労働大臣にも就任した根本氏。2040年を展望した社会保障・働き方改革のビジョンをまとめ、子ども、若者、女性、高齢者、障がい者など誰もが安心して暮らし活躍できる社会を作るために力を注ぎました。さらに、待機児童対策、児童虐待防止対策、介護職員の処遇改善、就職氷河期世代の支援、女性躍進推進法の改正など、多岐にわたり『未来への布石』を投じます。その政策は現在にもつながっており、根本氏は「厚生労働省は子育てや仕事など生活に密着するテーマが多いため、大臣時代は人生の中で一番勉強したと言っていいくらい、よく国会図書館から資料や論文を取り寄せていました」と振り返ります。

②郡山の3大まちづくり政策

10年前と比べて、郡山駅前やバイパスなどが変わった郡山の街並み。これらも根本氏の政策が大きく関係しているとのこと。

例えば、郡山駅西口再開発。根本氏が原案づくりにも関わった「中心市街地活性化法」が郡山市が法案適用の全国第1号となり、現在の整然とした郡山の街並みと活性化につながっています。

渋滞緩和のための国道4号「あさか野バイパス」の4車線立体交差化も、提言し実現。同時期に大玉地区の国道4号線の4車線化も完成させ、これにより県中・県北間の車の流れが一気にスムーズに。

土地区画整理事業促進に尽力
昔は田んぼばかりだったと記憶している富田東や日和田、八山田地区も、時代と共に土地区画整理事業が進められ、道路が整備され、活気のある住宅地に変貌しました。

③郡山市だけじゃなく、二本松市や本宮市の街づくりにも尽力!


二本松駅前周辺都市再生整備計画
かつては木造住宅が密集し道幅も狭かった二本松駅前地区。災害時に避難路が塞がれてしまう危険など、周囲への悪影響が危惧されていました。そこで地域住民の生活の質の向上や地域経済の活性化を目的とした「都市再生整備計画事業(旧まちづくり交付金)」を活用。依然とはガラリと整備され利便性の高い駅前に変化しました。


本宮駅周辺環境整備事業
本宮市でも「都市再生整備計画事業(旧まちづくり交付金)」を活用。西口広場や本宮市地域交流センター「モコ ステーション」(写真)が整備。JR東北本線により市街地が分断されたアクセス環境も解消され始め、本宮駅東西自由通路も2022年春の供用開始をめざし現在、整備が進行中です。

これからどんな福島・日本を目指していくの?


以前、arukuがインタビューをした際に「日本をリードし、世界が羨む新しい福島県を築きたい」と力強く語っていた根本氏。復興大臣時に道筋をつけた新たな産業基盤の構築を目指す国家プロジェクト「福島イノベーション・コースト構想」を基に、日本の先端技術を先導する地域へ、そして「国際教育研究拠点」をつくり、技術立国・日本復活の狼煙(のろし)を福島から上げたいと語っていました。


震災からの復興と、新型コロナウィルスによる経済低迷から抜け出すべく“真の政治主導”で「ほんものの政治」を貫いていきたいと語る根本氏。農林水産・畜産など福島の一次産業も磨き上げ、農・商・工を問わず様々な人が挑戦・活躍できる福島を目指せるよう、根本氏の今後の活躍に期待!

根本氏のインタビュー記事はこちらから見られます!
国会議員|プロフェッショナル夢名鑑

根本 匠
福島2区(郡山市・二本松市・本宮市・大玉村)
衆議院東日本大震災復興特別委員長
自民党中小企業・小規模事業者政策調査会長

[プロフィール]
1951年、郡山市咲田生まれ。安積高校、東京大学経済学部卒業後、建設省入省。93年衆議院議員初当選。厚生政務次官として年金制度や医療制度の見直し、子育て支援、介護保険の導入などに取り組む。小泉内閣で内閣府副大臣兼総理大臣補佐官。第一次安倍内閣で総理大臣補佐官を務め、「アジア・ゲートウェイ戦略」などの経済成長・国家戦略を遂行。東日本大震災直後、郡山市の防災対策アドバイザー、2012年12月には復興大臣、福島再生総括大臣に就任し復興を加速化。18年10月、厚生労働大臣に就任し、2040年を展望した社会保障改革、働き方改革、厚労省改革などを推進。

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