
◎とってもヘルシー!
せいろは、調理に油をほとんど使わないため、カロリーを大幅にカットできます。さらに、蒸気で加熱することで食材の水溶性の栄養素が流れ出しにくく、素材本来の旨味や甘みが凝縮されるため、薄味でも美味しくいただけます。
◎入れるだけカンタン!
せいろ調理は、食材を切って並べたら、あとは火にかけて放っておくだけで完成!加熱中に焦げ付く心配もほとんどありません。複数の食材を一度に蒸せるため、メインと副菜を同時に作ることができます。さらに、せいろごと食卓に出せるため、洗い物も少なく、後片付けも簡単!
◎レシピの幅が広い!
メインから副菜、スイーツまで作れるのがせいろの魅力!arukuスタッフでも大流行しています。

豆苗を豚肉で巻いて、季節の野菜と蒸しました。ごまだれが合う!子供にも大好評です。

市販の豚肉の味噌漬けを、野菜の上にのせて蒸しました。焼いた時より豚肉が柔らかかったです♪
①ヘルシー魚定食レシピ
せいろメニューというと肉を入れがちですが、なんと魚もふっくら仕上がって美味しいんです。栄養管理士が考えた栄養バランス満点のさばの定食レシピをご紹介。

・骨なしさば切り身 2切れ
・塩こうじ 大さじ1
・生姜千切り 5g
・厚揚げ 2枚
・大葉 2枚
・溶けるスライスチーズ 2枚
・白菜 100g
・人参 1/3本
・れんこん 50g
・さつまいも 50g
・ブロッコリー 50g
★豆乳ごま味噌だれの材料(※せいろを加熱している間に混ぜる)
・成分無調整豆乳 60ml
・減塩味噌 大さじ1
・きび砂糖 大さじ1
・すりごま 大さじ2
◎ごはん
【作り方】
①さばは密閉できる袋に入れ、塩こうじを加えなじませておく(前日に準備しておく)
②厚揚げは半分に切り、断面の中央に包丁で切り込みを入れ、半分に切った大葉と半分に切ったスライスチーズを入れる。
③白菜は2~3㎝長さのざく切りにする。人参は皮をむいて5㎝長さ1㎝角になるように切る。れんこんとさつまいもは5~6mmの厚さの輪切りににして水にさらしておく。ブロッコリーは小房に分けておく。
④せいろと蓋を水で濡らし、穴を空けたクッキングシートを敷く。白菜を広げ、さばと生姜をのせる。
⑤空いたところに厚揚げ(断面を上向きに)、ブロッコリー以外の野菜を並べる。
⑥鍋に湯を沸かし中火にしてせいろをのせて10分加熱する。
⑦一旦火を止めて、ブロッコリーを入れて再度3分加熱する。
野菜は豆乳ごま味噌だれを付けて食べてください。
◆POINT!
さばは蒸すとふっくら仕上がります。魚、チーズ(乳)、厚揚げ(大豆)の3種類のたんぱく質が摂れるので、育ち盛りのお子さんにもおすすめ。冬は免疫を高めて肌の乾燥を防ぎ、血行不良を整えるビタミンA、C、Eを積極的に摂りましょう。ブロッコリー、かぼちゃ、ごまなどがおすすめです。

水澤美菜子さん
栄養管理士。郡山市内のクリニックで栄養指導をおこなう。
②野菜と食べるパンレシピ
「パン屋さんに毎日行くのは大変でしょう。冷凍したパンで十分おいしい、簡単な贅沢パンレシピを紹介します。」と郡山市で人気のパン屋さんぐりむわーるどの店長が㊙レシピを教えてくれました。

・市販のサラダチキン 100g程度
・ベーコン 100g程度
・ミニトマト 6個
・ほうれんそう 2株程度
・キャベツ 150g程度
・ベーグル 2個
◎ドレッシングの材料(※せいろを加熱している間に混ぜる)
・オリーブオイル 大さじ3
・酢 大さじ1
・レモン汁 大さじ1
・塩 少々
・ブラックペッパー 少々
【作り方】
①サラダチキンを食べやすい大きさに分ける。
②キャベツ、ほうれん草を食べやすい大きさにカットする。
③せいろに野菜を入れ、ベーコンとサラダチキンをのせて7分蒸す。
④もう一段に冷凍ベーグルを入れて、2段にして3分蒸す。
⑤オリジナルドレッシングを野菜にかけ、ベーグルにサンドまたは乗せて食べてください。
◆POINT!
冷凍していたベーグルはせいろで蒸すと、もっちり仕上がります。ベーグルのほかにフランスパンもおすすめ。スライスして冷凍しているフランスパンなら、1分蒸すだけでOK!

ぐりむわーるど富田西店 店長 佐藤英明さん
自宅でもせいろ料理を楽しんでるという佐藤店長。今回特別にオリジナルのドレッシングレシピも教えていただきました。お店では、冬の時期はチョコのパンがおすすめ。種類も豊富に登場しているので、ぜひ食べてみて。
③スモークでワンランク上の味!パーティレシピ
ゆっくり自宅でお酒を楽しみたい時や、人が集まるときに作りたい、燻香野菜と生ハムのアンチョビガーリック仕立て。スモークウッドで簡単に香りづけできるので、覚えておくと便利♪

・ヤングコーン 2本
・ミニトマト 6個
・かぶ 1株
・茹でじゃがいも 2個
・生ハム 10枚程度
・パルミジャーノ・レッジャーノ お好みの量
★アンチョビガーリックオイル
・米油 大さじ4
・にんにく 1かけ
・市販のアンチョビソース 小さじ1(アンチョビフィレを使用してもOK)
★仕上げ
・岩塩/ブラックペッパー 少々
★香りづけ
・スモークウッド 2×2㎝位の大きさ(おおよそでOK)
【作り方】
◎下準備
アンチョビガーリックオイルを作る
・ニンニクをみじん切りにする・
・米油ときざんだにんにくをフライパンに入れて中火にかける。油に細やかな泡が出てきたら火を止め(にんにくに色がつかない程度)、粗熱を取る。
・冷めたらアンチョビソースを加え、混ぜ合わせる。
①ブロッコリー、かぶ、じゃがいもは一口大に切る。
②野菜をせいろに入れ、5~8分蒸す(今回は茹でじゃがいもを使用、生のじゃがいもを使用する時は先に約10分せいをで蒸す)
③せいろを鍋から外し、蓋を開けて蒸気を逃す。
④生ハムをもう一段せいろに、重ならないように並べる。
⑤スモークウッドを割り、トングでもってコントで均一に着火する。火が回ったら火を消し、煙が出ている状態にする。鍋のお湯を捨て、なべ底にアルミホイルをクシャっとさせて置き、その上にスモークウッドをのせる。下段に蒸し野菜、上段に生ハムを入れたせいろを重ね、蓋をして約5分。やさしく香りがまとえば完成。
⑥皿に野菜と生ハムを盛り付け、アンチョビガーリックオイルをかける。岩塩とブラックペッパーで味を整え、仕上げにパルミジャーノ・レッジャーノをすりおろす。

◆POINT!
野菜を蒸した後、数分蒸気を逃してからスモークにかけるのがポイント。香りが野菜や生ハムに入りやすくなります。

BEEF×BEEF×BEEF 酒井 基行さん
イベントなどの出店で米沢牛の牛串が人気のお店。その他、地域の食支援活動もおこなっている。1/1~1/7に開催される開成山公園のイベントでも出店するのでぜひ食べに行ってみて♪
※この記事はaruku2026年1月号に掲載したものです。価格(税込表記)や内容は取材当時のものです。