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すぐにできる、賢いやりくりのヒントがたくさん♪ シンプルプラン 宍戸さんの知恵袋「妊娠が分かったとき“おめでとう”だけではNG」編

結婚した時に作成したご夫婦の将来設計(ライフプランニング)は未来予想図。そこからひとつ夢が叶い、妊娠!お子さんが生まれる時期が確定し、これからの具体的なライフプランニングが必要となります。そこで、安心して出産して子育てを始めるため、今から準備をしましょう。

医療保険の内容を確認


まず最初にやることは、奥様の医療保険の内容をご夫婦で確認すること。妊娠中に入院したり出産時に帝王切開になったりすると、医療保険が適用になる場合があります。その時にすぐ対応できるよう、必ず事前に確認が必要です。

医療保険に未加入の場合


未加入の場合、上記のような予期せぬ入院等があればすべて自分たちで費用を負担しなければいけなくなります。ただし、妊婦でも「妊娠○週までの加入」という条件を満たせば妊娠・出産に伴う入院も対象で加入できる保険会社があるため、すぐに検討してみましょう。会社によって妊娠後に保険加入できる時期(期間)が違うので、身近な1社に断られたからと言って諦めずに、何社か問合せすることが大事です。

万が一の備えも、改めて確認を


妊娠は、来たる出産、そしてその後の生活についても見直す良い機会。「まさか」に備えるため、最悪の事態も考えてみましょう。とても稀な話にはなりますが、子どもが生まれるまでに旦那様が亡くなる確率も0%ではありません。縁起でもないとの声が聞こえてきそうですが…少数であっても実際にその状況に陥る人はいます。だからこそ「子どもが生まれたら考えよう」ではなく、今から旦那様の死亡保障等も検討をすることが必要です。さらに、共働きの家庭であれば子育て中に奥様が亡くなった場合は子育て資金が変わるので、奥様の保障も一緒に検討してください。

万一の場合の保険なので、子どもの将来像を踏まえた保障へ。できればその際に第2子、第3子等、お子さんが何人欲しいかを踏まえた保障を考えても良いかもしれません。妊娠のたびに、その子の為に保障上乗せでも問題ありませんよ。

資金計画(ライフプランニング)の心構え


実は、子どもが生まれるのをきっかけにライフプランニングした場合、子どもが高校~大学生の時期に資金ショート(赤字/借金生活)するケースが多いです。
でも、ご安心を!多くの方のライフプランニングをしてきた経験から言えば、将来お金が足りなくなる時期を予め把握している方は、その時期に向けてのお金の使い方が変わり、足りなくなる時期も資金ショートせずにクリアしている場合が多いんです。

そこで、ライフプランニングには以下の3つを意識しましょう。
いつ頃
どの位お金が
どの位の期間、足りないか

これを知る事がどれだけ大切か、子育てを終えてから気がつきます。
    
ちなみに、将来へのライフプランニングなしに日々の生活を過ごした場合、
①払えるから、大きな車を購入
②払えるから、趣味の充実
③払えるから、住宅ローンで住宅を購入
④払えるから、たくさんの習い事
今の資金でできることになるため、①~④で充実した生活を送りますが…子どもが中学生頃になると、教育費の大きさに気づき始めます。しかも、気づいた頃から教育費は毎年増える場合がほとんど。増えた分だけ収入も毎年増えていればいいですが、教育費の増加と同じくらい収入が増える場合はほぼありません。


学資ローンという手もありますが、これはご夫婦が借入するため、すでに車や住宅購入でローンを組んでいる場合、たくさんのお金は借入できません。他に、各種奨学金制度や給付型の助成金もありますが、それは子ども自身が借入をする制度です。奨学金の返済期間は長く15~20年、場合によってはもっと長くなる方もいます。この期間は子どもが社会人となり、結婚や家族を創る時期と重なるため、子ども自身の資金計画(ライフプランニング)に大きく影響してしまいます。

こうなってから堅実な選択をしていれば良かった…と思っても、時すでに遅し。大切な子どもの将来の足かせにならないよう、ライフプランニングを活用してみてください。

私はこの仕事について、もうすぐ30年。子どもが小さい時にライフプランニングをした方々から毎年、感謝の言葉をいただいてます。私自身も子ども3人の教育費はライフプランニングと出会い救われました!ぜひ、早い段階でのライフプランニングをおすすめします。

ライフプランニングは即効性のあるものではないかもしれませんが、時間を味方にできる、夢を実現できる素敵な仕組み!様々な形があるからこそ、気軽に相談してみてくださいね。

お話をうかがった人


シンプルプラン代表 宍戸健一さん
地元で20年以上ファイナンシャルプランナーとして各種相談を受けてきた豊富な知識と経験を活かし、家計に関する様々な“知らなきゃ損する”情報をわかりやすく伝えます。保険や投資のように、よくわからないけれど、相談してわからないまま流されるのも不安…という悩みも親身に寄り添います。

[保有資格]ファイナンシャルプランナー、相続診断士、日本学生支援機構認定スカラシップ・アドバイザー(令和3年10月1日認定)

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※この記事は2022年12月に制作したものです。

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