子育て
郡山市

「郡山女子大学附属幼稚園」の園長先生にインタビュー!郡山市の幼稚園の口コミ評判

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郡山女子大学附属幼稚園に通園する“ふぞく”の子どもたちは、遊びの中から楽しみを見つけることがとても上手です。おもしろい発見をしたり、友達と協力して何かをやり遂げたり、興味を持ったことに積極的に取り組んで知識を身につけたり、まずは「自分で考えて判断し、行動できる」子どもたちの姿が印象的です。
安全で楽しい遊具が揃った園庭や恵まれた環境の保育室などの設備に加えて、子どもたちの可能性を広げる活動も充実。大学の専門の先生を迎えた「英語・音楽・体育」の教室もその一環で、子どもたちもワクワク楽しそう。豊かな保育環境の中で、学園の建学の精神である「尊敬・責任・自由」をふまえつつ、子どもたち一人ひとりの個性を尊重し、秘めている可能性を十分に引き出せるように先生方はいつでも温かく見守っています。のびのびと遊び、新しいことにもどんどん挑戦する子どもたち。「よくみる、よくきく、よくかんがえて」という教育目標は、子どもたちが卒園してからも人生においての指針になっているようです。大人になってもずっと大切したい言葉ですね。

arukuが園長先生にインタビュー

Q.子どもたちとは、ふだんどのように接していますか?

裁判官ではなく、“お母さん”のように子どもたちを見守り、個性を尊重する

園長 幼児期は人間として成長する一番大事な時期です。郡山女子大学附属幼稚園では、子どもたち一人ひとりの個性を尊重し、秘めている可能性を十分に引き出せるよう、教職員が一丸となって努力しています。私たちが気をつけていることは、「裁判官にはならないこと」。子どもたちを上から支配するのではなく、いつもそばで優しく見守り、子どもたちの気持ちに寄り添っていけるように心がけています。

aruku 子どもたちにとって心の支えになりますね。安心して幼稚園へ通うことができます。

園長 私たち教職員は環境を整えることが大事な役目なので、子どもたちの性格や個性を踏まえながら集団生活へと導き、成長を見守っています。子どもたちの自主性や自発的な行動を大事にしていますが、もちろん必要な場合は手助けします。子どもたちにとって担任の先生は、お母さんの代わりで安心できる存在でなければならないと思っています。先生たちも子どもたちの1日の状態がわかるように目配り心配りしています。

aruku お母さんのような気持ちで見守ってくださるのは、保護者も安心ですね。のびのび遊びながら、大きく成長している附属幼稚園の子どもたちは、みんな礼儀正しく、しっかりあいさつをしているのが印象的です。

園長 幼い頃から、きちんとあいさつし、人の話を聞くことは日常生活のさまざまな場面で必要なので、子どもたちも自然と身に付いているならうれしいですね。年少組さんに対して、年中・年長さんが教えてあげたり、手伝ってあげたりする子どもが多いのですが、その関係性もあいさつや思いやりから生まれるものだと思います。

aruku 人としての基本を幼稚園生活で身に付けられるのは素晴らしいですね。

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登園の時間に小さな組さんの手を取る年長さんたち。大切な友達を思いやる優しい気持ちがあふれています。

Q.教育方針を詳しく教えてください!

よくみる よくきく よくかんがえて

園長 教育目標である「よくみる よくきく よくかんがえて」に基づいて、個性を伸ばし、自分で考えて行動できる、たくましい子どもに育つように教職員が協力し合いながら幼児教育に取り組んでいます。大切にしていることは、遊んでいる中での子どもたちの“じりつ”です。幼児期の遊びこそ、生活の中の原点と捉え、昭和30年の創立以来、遊びの中の「自立と自律」を大切にした幼児教育に取り組んでいます。

aruku 子どもたちの「自立」だけでなく、「自律」も重要なんですね!

園長 はい。本園の保育はよく「自由保育」と称されるのですが、自由を楽しむにはお互いの中の倫理観や尊重し合う気持ちを持つことが必要です。それは、自律につながります。「自分だけでなく、いろいろなお友達や先生がいるから楽しいんだ」という豊かな社会性を養うために、実際の体験として感じた上で、周囲に支えられながら学んでいく“気づき”こそが、成長の一番の近道になるのではないでしょうか。

aruku 経験を通した“気づき”が大切ですね。とても素敵な言葉だと思います。子どもの頃に、その気づきや思いやりが身に付けば、周囲に感謝し、相手の気持ちを考えた思慮深い行動ができる人間になれますね。

園長 はい。とても大切なことだと思います。また、「よくみる、よくきく、よくかんがえて」子どもたちが創造性を育むことを願い、環境を整えています。素直な心と、子どもらしい夢を育むために、大学と連携した芸術面での教育(音楽や描画)や英語・体育、児童文化なども積極的に取り入れていますが、子どもたちは目を輝かせて、興味や意欲を持って取り組んでいます。

aruku 幅広く知識を身に付けることで、子どもたちの可能性や夢が広がっていきますね。将来が楽しみです。

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見て!この真剣な眼差しを。お茶のお手前も本格派です。

Q.子どもの生活はどのように変わっていきますか?

友達を思いやり、自分で考えて行動ができる子どもたち

園長 本園では、「遊びからの自発的な学び」を大切にし、子どもたちを見守っているのですが、成長するにつれて、遊びや集団行動などを通して、自分で考えて行動できるようになります。自分が興味を持ったことを追求したり、やりたいことを見つけられるようになります。

aruku 子どもたちが自ら考えて行動するなんて、とても素晴らしいですね。子どもたちの可能性も広がっていきそうです。

園長 遊びとは言っても、子どもにとっては社会生活の一部です。子どもたちはお友達との関係性を築き、協力したり、意見を言い合ったりしながら、友情を育んでいます。何かを達成するときには協力することの重要性を感じ取り、お互いを思いやる心が生まれるようです。その姿はとても純粋で胸を打たれます。

aruku 友達を思いやる気持ちや自発的に行動できる力が幼児期に身に付けられるのは頼もしいですね。入園してから卒園まで、子どもたちの成長が楽しみです。

園長 お友達の存在は大きいですね。遊びや特別授業、年間を通してのさまざまな行事などで自主性が育まれ、積極性も出てくるので、お友だちの存在もいい刺激になっているようです。自分で考えて、自分のことをやれる子どもにすくすくと成長しています。

aruku 園での日常生活や遊び、学びを通して成長し、自主性が育まれるのですね。

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毎日が発見!お友達と一緒に楽しみながら、何かを学んでいる子どもたち

園長 附属幼稚園としての幼児教育学科等との連携も大きな特徴です。

aruku 大学の学生さんや先生たちとの交流があるのですか?

園長 はい。教育実習生の受け入れによる園児との交流や、英語教室や学術研究分野など、附属園としての連携を行っております。

aruku 身近に専門を研究する先生たちがいることで、子どもたちの興味が広がりそうですね。

園長 興味を持つきっかけになればうれしいですね。さまざまな分野の先生との連携で、教育環境が充実していることは本園の魅力の一つだと思います。子どもたちの気づきが増えればと思っております。

aruku 期待できますね。

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生物にも興味しんしん。小さな変化も見逃さない子どもたちの集中力にビックリ!

Q.園児が楽しみにしている年間行事などを教えてください!

仮装で盛り上がるハロウィンは子どもたちも大好き!

園長 遠足や季節の行事、発表会など、年間を通してさまざまな行事がありますが、子どもたちが楽しみにしている行事が6月の「うめ漬け」と10月に行われる「ハロウィン」です。

aruku うめ漬けですか?

園長 はい。子どもたちが先生と一緒に梅漬けをするのですが、大人が食べるようなすっぱい梅ではなく、さわやかな味の梅漬けに挑戦します。ワイワイ言いながら盛り上がるんですが、どんな風に作り上げるか興味を持ちながら子どもたちも楽しく作業しています。

aruku 自分たちの力で梅漬けを作る機会もあまりないので、忘れられない思い出になりますね。

園長 出来上がった「うめ漬け」をみんなで食べるのも楽しいですよ。「ハロウィン」は英語の先生も加わり、子供たちが「トリック・オア・トリート(お菓子をくれないといたずらするよ)」と言いながら、仮装で盛り上がります。

aruku 本格的なハロウィンパーティが楽しそうですね!

園長 子どもたちも張り切っています。英語を身近に感じられるので勉強にもなります。

aruku お話を伺っているだけで、楽しい様子が目に浮かびます。ほかにも楽しい行事がたくさんありますね。

園長 毎年行われる「発表会」もみんな楽しみにしています。日頃の練習の成果を見事に発揮する子どもたちの姿をぜひ見ていただきたいですね。素晴らしい舞台を演じた子どもたちの成長に保護者の方も感激されています。どの行事も、どの時間も、子どもたちにとってはかけがえのない体験で、私たちも同じ思い出を共有できる喜びを噛み締めています。

aruku 写真を拝見しましたが、みんないいお顔をしていますね。達成感と喜びが伝わってきて幸せな気持ちになりました。

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arukuの感想

aruku 「幼児期の遊びこそ生活の原点」と捉えている中で、子どもたち一人ひとりが「よくみて、よくきいて、よくかんがえて」行動している姿が印象的でした。お友達や先生との人間関係を築きながら、判断力や行動力を育んでいるのが素晴らしいです。自主性を重んじながら、その中で子どもたちの「気づき」を大切にする附属幼稚園の教育に感銘を受けました。子どもたちは小さいながらも頼もしく、未来に向かって輝いています。先生方が母のように見守る優しさも伝わり、ここでなら安心して子どもたちが健やかに成長できると思いました。

郡山女子大学附属幼稚園ってどんなところ?

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