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郡山市

ヘルスケアスタジオSalud【サルー】の健康コラム➀肩こりの意外な原因とは?!

肩こりといえば、現代人の身体のお悩みでも上位に君臨するメジャーな不調の一つ。デスクワークの時間が長かったり、おうち時間が長くなり肩が凝っていると感じる方も多いのでは?
肩こりの解消や予防のためには「姿勢を良くしましょう」「肩を回しましょう」「肩甲骨を動かしましょう」とよく言われますが、なかなか解消されないこともありますよね。実は、そこには意外な原因があるそう。
その意外な原因について、郡山市朝日にあるSalud physical healthcare studio【サルー】代表トレーナーの鈴木さんにお話を伺いました。


トレーナー 鈴木さん
理学療法士の資格を持ち、10年にわたって総合病院に勤めていた経歴の持ち主。病気にならないためにも、健康な身体づくりのアドバイスやサポートをしという想いでサルーを立ち上げました。

Q. 肩こり解消に意外な原因があると聞いたのですが?

A. それはずばり胸椎です!

Q. 胸椎?それってどこの部分ですか?

A. 人間の背骨は頚椎(けいつい)・胸椎・腰椎・仙骨・尾骨という5種類の骨がS字カーブを描いて積み重なってできています。そのうち胸椎は胸の部分で12個の椎骨が連なっている部分です。

Q. なぜ、胸椎が肩こりの原因になってくるのですか?

A. それは肩こりに関与する筋肉のほとんどが頚部から胸部にかけて付着していることや、胸椎の動きが悪くなることで、その周辺にある肩甲骨や肋骨、鎖骨への動きにも影響するからです。

Q. どんな方が胸椎の動きが悪いのでしょうか?

A. まずは猫背の方です。立っていたり座っているときに胸椎が後ろに突き出ている場合は、胸椎が硬くなる原因になります。また、深呼吸をして胸に空気が入りにくいという方も胸椎が硬くなり肋骨の動きまで悪くなっている可能性があります。肩こり改善には姿勢を良くしよう、と言われるのはこのためですね。

Q. 背骨の動きが、呼吸にまで影響するとは思いませんでした…。では、Salud【サルー】ではどのような胸椎の運動を行うのですか?

A. まず、模型を使って胸椎の位置や動き方を説明して、運動しているときにもご自身の胸椎がどのように動いているのかイメージできるようにします。実際に運動をするときは、お客様の胸椎の硬さに合わせて、ストレッチポールやFlowinを使って胸椎を動かしていきます。さらに、ご自宅でも胸椎の運動が行えるようにセルフエクササイズもお教えします。

①胸椎をそらせるストレッチ1

[Point]胸を床についけるように背中をそらせる

②胸椎をねじるストレッチ1

[Point]骨盤があまり動かないように注意しながら、肩甲骨の間の背骨を捻じるように動かす

Q. それは至れり尽くせりですね!私もガチガチの肩こりを解消するためにSalud【サルー】に通い、胸椎の運動を教えてもらおうかな!

A. 胸椎自体は腕や脚の関節のように大きく動く関節ではないので、やり過ぎてしまうと逆効果になってしまうこともありますので、一度専門のトレーナーに指導を受けることをお勧めします。また、本当に動かないことでの肩こりならよいのですが、病気に関連する肩の張りもあります。階段を上り下りしたり、少し小走りをするだけで息が切れたり、特に左肩の張りが強くなる方は狭心症の症状であることもありますので、そのような症状がある場合にはまずは病院を受診して、そのような病気がないことを確認してから肩こり解消の運動を行うことをお勧めします。

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※この記事は2021年11月に制作したものです。価格(税込表記)や内容は取材当時のものです。

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