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皆さんはコーヒー好きですか?私は大好きです!

1日のはじまりに。食後のブレイクタイムに。甘いものの相棒として。リラックスしたい時に…。コーヒー好きにとってはもちろん、ふだん何気なく飲んでいるコーヒーが心から“美味しい”と感じられると、それだけで人生が豊かになるといっても過言じゃないと思います。

だってコーヒーは毎日飲むもの。1日に何杯も飲む人だって決して少なくないはず。その度に“美味しい”に触れられるのだから、(統計は取ってはいませんが)コーヒー好きにおける人生の幸福度はそうでない人に比べて高いというのが私の持論です!

そして、そんなコーヒー好きに捧ぐ素敵なお店が須賀川市にある『自家焙煎珈琲屋 利休』に行ってきました。

感動の利休物語<第1話>
「人生を変えた一杯のコーヒー」

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須賀川市宮の杜。閑静な住宅地の一角に『自家焙煎珈琲屋 利休』がオープンしたのは2017年6月のこと。ログハウス調の一軒家のドアをギイと開ければ、焙煎したコーヒー豆の良い香りが出迎えてくれます。靴を脱いで店内に歩を進めると目に飛び込んできたのは本格的な大型の焙煎機、そしてコーヒーを淹れる1人の男性の姿。この人こそ今回の物語の主人公、店主の今村尭重さんです。

第一印象はシャイで寡黙、そして職人気質。でも話してみるとコーヒー愛が止まらない!

そんな今村さんとコーヒーとの出会いはちょっと意外なものでした。
「実はコーヒーはどちらかというと苦手だったんです。香りは好きだったんですけど味がね…。転機になったのは当時住んでいた喜多方にある珈琲屋さんでの一杯のコーヒー。これがもうとにかく美味しくて!コーヒーに対する考え方がまさに180度変わりました」

当時、今村さん29歳のこと。そこからお店に足繁く通ったり豆を購入して自宅で楽しんだりするのは普通の人。ところが今村さんはこれにとどまらず、生豆を購入して手綱で焙煎するようになったそうです。「豆の種類によって異なる個性を発揮するだけでなく、同じ豆でも焙煎の仕方によって表情が一変するコーヒーにすっかり魅せられました」そして次第にふつふつと湧き上がってくる「こんなに美味しいコーヒーを誰かに飲ませたい」という想い―。根っからのコーヒー好きが高じてお店を開いたのではなく、コーヒー嫌いの青年が一杯のコーヒーとの出会いをきっかけにお店を開くまでになる。これこそが利休の原点です。

コーヒーがあまり得意じゃない人の気持ちも分かってくれるお店だからこそ、初心者やカフェ利用をしたい方でも気軽にコーヒーの魅力に触れることができます。

感動の利休物語<第2話>
「豆たちの過酷なオーディション」

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とはいえ、利休で提供されているコーヒーは常時50種類以上。「さすがコーヒー屋さん、充実のラインナップ♪」と思った私はまだまだ今村さんを甘く見ていたのかもしれません。
次に紹介したいエピソードは、この50種類に選ばれるために、豆たちに課される厳しいオーディションのお話です。

キリマンジャロにマンデリン、モカにブルーマウンテン…。ひと口にコーヒー豆と言ってもその特徴は千差万別。それぞれに酸味が強いもの、苦味が強いものなど異なる特徴があり、現在全世界で栽培されているコーヒー豆の種類は200種類を超えるそうです。それらの中から厳選したコーヒー豆に対して今村さんが行うのは、それぞれにつき5段階の焙煎を行うこと。「焙煎の度合いによって酸味や苦味、コクなどが一変します。その豆に合った最適な焙煎方法は何なのか固定概念に捉われずに全て自分で味わって探すようにしています」と今村さん。

豆と焙煎の最高の組み合わせを見つけた後も厳しい審査はまだ続きます。今村さんのお眼鏡に適ったコーヒー豆を放置すること何と1ヶ月。実はコーヒー豆にとって鮮度はかなり重要。「この前淹れたときと味が違う!?」なんて経験がある方も多いのではないでしょうか。当然、1ヶ月も放置すれば香りは弱くなり、嫌な酸味や苦味も出てきてしまいます。利休で販売される豆に選ばれる条件は、ズバリこの状態でも美味しいと今村さんが認めること。

もちろんお店では一番美味しい状態で提供されているのだから、よりいっそう美味しく感じるのは当たり前のこと。でも、どうしてそこまでこだわるのか今村さんにその疑問をぶつけてみると「自分が飲んで美味しいと感じたものしかお客さんには出せません」ときっぱり。そこまで断言されればどんなコーヒーがいただけるのか期待が膨らみます。

感動の利休物語<第3話>
「いざ、コーヒーの旅へと出発―」

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「それでは今村さん、早速コーヒーをお願いします」
「どの種類にしましょうか?」
「どちらかというと酸味が強いものより深みのある方が好きかも…。でもせっかくだからコーヒーの違いを飲み比べてみたいです」
「分かりました。少々お待ち下さいね」

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それにしてもこの空間、すっごく落ち着く!靴を脱いで上がっているから木の温もりもより感じられるし、アメリカンヴィンテージな雰囲気もカッコ良い!今村さん自ら造った造作家具やお客さんのイメージに合わせたソーサーや希望者には好きなマグカップが選べるサービスもあるなど、コーヒーをとことん楽しんでほしいという心づかいに溢れています。

そうこうしているうちに下から一段とコーヒーの良い香りが漂ってきました。

惹き方の異なる3種類とハウスブレンド1種類が月替わりでメニューに並ぶのが利休スタイル。今回は特別にタイプの違う3種類のコーヒーを飲み比べさせてもらうことにしました。

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1杯目はお店のハウスブレンド、『あまやどり』。
今村さん曰く「利休のコーヒー豆の中でも超オススメな豆をブレンドしたもの。マイルドかつジューシーな味わいです」。
なるほど、程よい苦味と酸味。香りは豊かに広がるのに後味はすっきりとしてすっごく飲みやすい!

続いていただいたのは中浅煎りタイプの『ルワンダ マラバ』。「今後、うちの看板商品にしていきたいです!」と今村さんが語る自信作は、トロピカルフルーツを連想させる上品な酸味が印象的!

ラストは『インドネシア マンデリン スマトラタイガー』。マンデリンは一般的にしっかりした苦味と深いコクが特徴ですが、爽やかな後味が繊細でこれはハマりそう!?

まさに三者三様!家庭でも気軽に気分やシーンに合わせて好きな種類を楽しめたら、コーヒー好きの楽しみ方はますます広がりそうです。そんな要望にも柔軟に応えてくれるのが利休のもうひとつの強み!

感動の利休物語<第4話>
「コーヒーを届けるもうひとつの魔法」

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実は利休のスタートはカフェではなくコーヒー豆のネット販売から。ホームページを除いてみると前述したハウスブレンドの『あまやどり』をはじめ、ネット販売限定のコーヒー豆など実に多彩なラインナップ。

スッキリ系or深いコク系、初心者向けやオーガニックのもの、産地別など、多彩なジャンルから探すことができ、しかも一つひとつに今村さんからの丁寧な解説つき。味や香りの特徴だけでなく、豆の歴史やおすすめの飲み方やエピソードに至るまで情報量が超充実!今村さんの果てしないコーヒー愛がひしひしと伝わってきます。

さらにはお客様の好みに合わせたコーヒー豆の焙煎だってお手のもの♪「酸味の強いフルーティーなコーヒーが好き」「苦味が強めでコクのあるコーヒーを」「酸味と苦味のバランスが良いものを」など、細かな要望に応えてくれます。つまり利休はコーヒー豆のオーダーメイドができるお店ってこと!

ネット販売だとその商品の特徴がなかなか掴みづらく、ちょっと敬遠していたアナログタイプの私もこれなら頼んでみたくなりました。

利休のネットショップはコチラから
http://baisenya-rikyuu.com/

感動の利休物語<第5話>
「今村流、料理とスイーツの極意」

話は再びカフェについて…。
ここまで読み進めてきた方ならすでにお察しの通り、「自分が美味しいと感じたものを人に届けたい」という想いが人一倍強い今村さんのこと。カフェで提供している食事やスイーツにもそのポリシーが随所に見受けられます。いくつかのメニューを例に今村イズムに触れていきたいと思います。

まずは軽食メニューとして人気の「リキューズ ドッグ」。地元の農園に直接足を運び最高級品質のソーセージを入手。さらにやはり地元のパン屋さんと交渉を重ね、ソーセージに合うオリジナルのパンを開発してもらうという徹底振り。

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全長30cmのインパクト抜群なロングサイズで最近のカフェグルメにはマストなフォトジェニックさも見事に両立しています。

ケチャップの代わりにサルサソースをたっぷりのせたサルサドッグも注目。3段階から辛さが選ぶことができ、最高レベルは火を噴くほどの激辛!辛いもの好きでも相当覚悟して臨んで下さい。

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定期的にメニューが変わるパスタも評判。こちらは1日限定5食のたらこスープスパ。粒がしっかりした三陸産のたらこがたっぷり。北海道産の生クリーム、よつば牛乳を使用したクリームスープはまろやかなのにくどくない!

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こちらはひと口サイズでぱくぱくいけるフレンチトースト。外はカリッ、中はふわっふわの食感がたまらない一品は「この焼き加減に仕上げるために何度も試行錯誤を繰り返しました」と今村さんが語る自信作で、メニュー名は題して「手塩にかけたフレンチトースト」。

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「チョコ好きな方のために作ったガトーショコラです」と今村さん。高級チョコを使用したどっしりしっとりの本格派です。中にも美味しい生チョコが隠れてました♪(冬季限定)

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濃厚だけどさっぱりしていて口どけなめらか♪2種の高級チーズを組み合わせたチーズケーキはコーヒーとの相性も抜群!

私が訪ねた利休のお話はいったんここまで。皆さんもぜひ、素敵な物語に溢れた利休の魅力に触れてみて下さい。でも、利休の物語はまだまだ始まったばかり。これからもどんな「美味しい」を届けてくれるのか、私もお家でゆっくりコーヒーを飲みながら楽しみにしたいと思います。もちろん時々お店に足を運ぶのも忘れずに…♪

今月のおすすめ

0478モンブランタルトに恋をして 580円
構想半年、ラムを使った大人味モンブラン。素材にもとことんこだわってます!

0482艶めくプリンケーキ 550円
しっかり系のプリンとブランデー入りのビターなスポンジがベストマッチ。

IMG_6131ちょっと乙な哀愁カレー劇場 単品880円
ランチセット 1,380円(サラダ・ドリンク・スープ付)
珈琲屋さんが本気で作ったスリランカカレー。旨いです!

IMG_1597かぼちゃのババロア純情派450円
会津産の最高級品質のかぼちゃを使ったババロアが登場!
裏ごしもぜず、凝固材も不使用でかぼちゃそのものの味・食感を味わえます。

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1805_rikyuu-006新ナポリタン劇場 単品780円、セット1,180円
【リニューアルして再登場】麺のもちもち感、トマトのコクと甘み、最高級品質のソーセージ…。全てが進化した間違いなしの美味しさ!

1805_rikyuu-008昔懐かし大正浪漫のメロンクリームソーダ 650円

MENU

ドリンク
・今月のハウスブレンド(シングル)500円/(ダブル)600円
・今月の中浅煎り (シングル)600円/(ダブル)700円
・今月の中深煎り(シングル)600円/(ダブル)700円
・今月の深煎り (シングル)700円/(ダブル)800円
フード
・リキューズドッグ (単品)750円/(プレートセット)1,080円
・<1日限定5食>たらこクリームスープスパ(サラダ付)1,280円
・ナポリタン劇場 (単品)780円/(プレートセット)1,180円スイーツ
・手塩にかけたフレンチトースト 880円
・ガトーショコラに恋をして 520円
・チーズケーキは束の間… 520円

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自家焙煎珈琲屋 利休

店名 自家焙煎珈琲屋 利休
住所 須賀川市宮の杜16-3
営業時間 11:30~20:00(Lo19:30)※金曜は22:30までNight Cafe営業
定休日 水曜
TEL 0248-94-7868
URL http://baisenya-rikyuu.com/